中国 不況拡大の恐れ

中国は40年にわたる好景気が終わりさらなる不況の恐れが起きている。8月21日付The Wall Street Journalがトップで伝えた。

中国は数十年のあいだ、工場、高層ビル、道路への投資によって経済を強化してきたが、貧困から強国へと変えた経済モデルは崩壊したと述べた。

問題の兆候は地方の不穏な経済データにあらわれているとして、すでに世界ではパンデミックが収束しているにもかかわらず、雲南省に建設された新型コロナ検疫施設に数百万ドル投じたことをあげた。

世界銀行によると、中国の成長は異常なインフラ投資に支えられており、2008年から2021年に毎年GDPの44%となっており、世界平均の25%、米国の20%を大きく上回っている。

もっとも有効な解決策はGDP比38%の消費者支出を増やすことであるが、失望的な経済データにも関わらず、習国家主席は高官を前に、西洋的な富を求めず、長期的な目標達成を目指すと述べている。