WTO貿易予測レポート

The Wall Street Journal 紙(10/6付)は、来年の世界商品貿易が高エネルギー価格、戦争による混乱、世界的な景気後退のリスクにより急激に減速するとの予測を報じた。2023年の総貿易は1%の増加にとどまる見込みで、当初の3.4%の予想と今年の3.5%の見込みから下がった。

なかでも、世界貿易機構(WTO)は貿易の減速がサプライチェーンの改善による物価上昇抑制とともに物流コストを下げるのに寄与するだろうとしている。

ニューヨークの連邦準備銀行によるサプライチェーン指標は4月から8月に続けて下落している。物流コストは直近で急激に下がっている。Kiki Sondh 氏は「これらの背景にある要因は商品需要の緩和にあるとみられる」と述べている。

Trade growth to slow sharply in 2023 as global economy faces strong headwinds