躍る ブラジル パルプ原料も中国へ向かう

サンパウロから飛行機で2時間、眼下に広がる一面のユーカリ森林は、日伯ナショナルプロジェクトで誕生したパルプ製造会社―セニブラの植林地。ブラジル産ユーカリから、白く良質なパルプが採れ7年という短期間で生育する。1973年原料安定供給目的で大手製紙会社と伊藤忠商事が日伯パルプ資源開発(JBP)を設立。セニブラは同社とリオドセ(現ヴァーレ)の合弁。2001年にリオドセ持ち分を買い取り日本側100%となった。創業当時年間25万トンの生産能力が今120万トンに拡大。パルプ原料の主力生産地は時代と共に場所が変わり、かつて北欧、米国西海岸。それが豪州、インドネシアへと移り、今まさにブラジルへ到達している。セニブラのパルプの3割はアジア向け。10年前には4割超が日本向けだったが、今では2割を割り込んだ。多くが中国向けで、比率は今後も拡大していく。
 
2月12日 週刊東洋経済から抜粋

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