Archive for 3月, 2014

米国 Kライナー価格底値、欧州は値上げへ

米国の未晒Kライナー輸出価格は底値に達している模様だが、依然として北米、欧
州、ブラジルからは依然供給過多であること、その他の国が世界の輸出市場向けに輸
出攻勢を掛けていることで、価格水準は依然低調。昨年夏場からの供給量増に対し需
要減退で輸出価格は減少傾向にある。南欧向けは70ユーロ/トン下落、中南米向けは
40〜60ドル/トン、更に中東及びアフリカ向けスポット市場ではそれ以上下落してい
る。一方中国向けは安定している。価格下落に伴い、米国の2013年の輸出数量は前年
比6.5%減の3.699百万トン、中芯も7.2%減の327,115トンであった。欧州メーカーは4
月1日から50ユーロ/トンの値上げを発表、価格修正に動いている。

2月28日付RIAI WEEKLY NEWSより抜粋


ブラジル Celulose Irani社1号機改造に36百万ドル投資、7月完了予定

ブラジルの紙及びパッケージングメーカーのCelulose Irani SA社は昨年84百万リア
ル(約36百万ドル)を投資し1号抄紙機と5号機のパルプ浄化システムの改造に着手して
いた。Vargem Bonitak工場の1号機は生産力アップの改造で、テストライナー生産能
力が45%、3,000トン/月アップとなる。本年7月の再稼働を目指しており改造後の生
産能力は年産115,000トンとなる模様。他は周辺装置のメンテナンスや改造などが行
われている。

3月2日付RISIより抜粋


ドイツ Hamburger Rieger社、1号機をコート白ライナー生産に改造、投資額18百万ユーロ

HR社はSpremberg工場で18百万ユーロを投資し大規模改造する。同工場の生産品種の
質的拡大を図り、同社は1号機をコート白ライナー生産に改造する。改造は2015年早
期を予定し製品は2015年第1四半期を目指している。これにより2号機のRigerLinerと
RiegerTopに加えて130gsm以上で335cm幅のラインアップが揃うことになり、ユーザー
に対し、フルレンジのテストライナーを提供出来ると見込んでいる。

2月28日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋


旧正月休暇後の紙・板紙価格は概ね安定

中国市場の動きは2月初めの旧正月明け以後、2月後半から徐々に持ち直している。
メーカーによっては紙・板紙価格の値上げの動きがあるがまだ浸透していないよう
だ。上級紙は概ね変化なし。混合パルプ製コート紙は5,000〜5,200人民元(816〜848
ドル)/トン、化学パルプ製は50人民元アップで5,200〜6,150人民元。非塗工上質紙
は通常は春需により3月からの値上げが期待されるが、どのメーカーもまだ値上げ発
表を行っていないことから慎重になっている。新聞用紙は1月は輸出入共に大幅減少
しており、2014年は電子メディアへの代替もあり減少傾向が続くと予想される。2月
は4,100〜4,400人民元で殆ど変化ないようだ。

2月28日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋


2014年1月の中国パルプ輸入は前月比3.5%増加

中国税関統計によると、中国の3014年1月のパルプ輸入量は昨年12月比3.5%増の162.3
万トンとなった模様。針葉樹晒クラフトパルプ(BSK)は前月比4.2%増で611,924トンと
なった。BSKはこの3ヶ月で需要が増加しており値上げが通りやすい環境にあった。一
方広葉樹パルプ(BHP)は南米産がアジア市場に定着してきたため価格は下落傾向にあ
る。中国のバイヤーはBHPの数量削減に動いている。このため、1月は前年比8.4%減少
の599,458トンに落ち込んだ。但し前年同月比ではBSKが12.7%増、BHKにいたっては
25.1%増と激増している。

3月3日付RISIより抜粋


2014年1月の中国古紙輸入数量は前月比9%減少、前年同月比でも10.7%減少

中国税関統計データによると、中国の古紙輸入数量は前月比9%減少し224.8万トンと
なった模様。標準品種である段ボール古紙(OCC)は前月比1.6%減少の134.9万トン、新
聞古紙(ONP)は最も減少して20.6%減少の411,608トンで前年同月比では24.9%減少と急
落。OCCは前年同月比7.1%の減少。1月の古紙輸入全体では前年同月比10.7%減少の
251.8万トンとなっている。

3月3日付RISIより抜粋


ニュージーランドWinstone Pulp社、3月よりアジア向けBCTMP価格20ドル/トン値上げへ

ニュージーランド、Winstone Pulp Intenational(WPI)社はアジアのユーザー向けに
晒セミサーモメカニカルパルプ(BCTMP)価格を3月出荷分より20ドル/トン値上げする
と発表した。中国及び全アジア市場向けだが、具体的な新価格レベルは公表していな
い。アジアでの針葉樹BCTMPは需要が堅調なことから昨年10月から値上げ案があっ
た。現時点では同品質の新設もないことから需要は引き続き堅調に推移すると見られ
ている。3月値上げとしては、少なくとも6大メーカーが針葉樹晒クラフトパルプ
(BSK)価格を10ドル/トン値上げの意向がある。

3月3日付RISIより抜粋


米国 RockTenn社独立系段ボールメーカーに1百万トン/年の供給を確約

米国段ボール原紙メーカーRockTenn社は独立系段ボールメーカー向けとして、年間生
産能力を現在の70万トンから1百万トンに増産する。同社の従来の引受数量は2013年
12月までの2年間で年間70トンだったが、ユーザーとの売買契約を今年1月から2015年
12月までの2年間締結したことによる。AF&PAによると米国全体の段ボール原紙生産量
は年間34.8百万トンだが、そのうち同社を含め2015年末までの北米メーカーによる独
立系段ボールメーカー向け供給確保量は1.73百万トンとなる。RockTenn社は北米でIP
社に次ぐ第2位の段ボール原紙・中芯原紙メーカー。

3月3日付RISIより抜粋


米国 Georgia-Pacific社4億ドル投資しBrewton工場に新規ボイラーシステム導入

GP社はアラバマ州Brewton工場の晒板紙プラントに4億ドルを投資し、ボイラーを新設
することを決定した。2016年の稼働を目指す。このボイラーは独立した設備のエネル
ギープラントで、この建設の為に多くの多くの人員が投入されるようだ。同社による
と、本プロジェクトは同社の将来にとって巨額の投資で、北米でも比類なき最先端の
設備となるとの説明である。

3月4日付RISIより抜粋


米国RockTenn社、Simpson Tacomaクラフト紙工場を343百万ドルで買収

RockTenn社とSimpson Lumber Coは、ワシントン州のSimpson Tacomaクラフト紙工場
をRockTenn社が買収することで同意したと発表した。買収金額は約343百万ドル。
Tacoma工場は2台の抄紙機と2台のパルプドライヤーで段ボール原紙、特殊クラフト紙
及びパルプを生産、2013年の生産量は465,000トンであった。また同工場は2009年に
バイオマス燃料で55メガワットの電力をユーザーと長期契約で供給している。
RockTenn社にとっては米国西部への進出でユーザーへよりよいサービスを提供出来る
と同時にSimpson社にとっても長期的に従業員及び地域への貢献となる、としてい
る。一方、同社はテキサス州Grand Prairieプラントを4月25日で閉鎖し66名が失職す
ると発表。

3月4日付RISIより抜粋


米国ティッシュ製品、市場は予想よりタイト

米国の1月度ティッシュ統計によると、一般消費者向け家庭紙出荷量はティッシュ
ペーパー1.6%、トイレ紙1.9%、タオル紙1.2%、化粧紙3.2%の其々増加で加工ティッ
シュ製品出荷合計では前年同月比1.8%増加である。一方家庭用途以外ではトイレ紙2.
7%、タオル紙2.1%、化粧紙33.3%の増加で加工ティッシュ製品としては2.4%増加と
なっている。悪天候にも拘わらず原反の生産量は前年同月比1.7%増の702,000トン、
これは前月比4.6%増加。国内の原反消費量は713,000トンで前年同月比0.8%増、前月
比3.9%増加となった。一方、輸入は前年同月比35%増、12月比では83.4%の大幅増加で
ある。操業率も12月の91.3%から93.5%に上昇。

3月4日付RISIより抜粋


続報 南アフリカ、中国と韓国のコート紙に対するアンチダンピング課税撤廃

国際貿易管理委員会(ITAC)は2月末、中国及び韓国からの輸入コート紙は南ア市場で
ダンピングは無いとの最終決断を出し、アンチダンピング関税賦課を撤廃する決定を
した。これにより同委員会は商工省に対し調査を中止するよう勧告した。決定の理由
などの最終報告は明らかになっていない。対象品目は印刷筆記及びその他グラフィッ
ク関連目的用途で、化学パルプ又はメカニカルパルプかケミメカニカルパルプ使用の
米坪70gsm〜400gsmのもの。関税は韓国品が17.25%、中国品が14.14%であった。同委
員会は撤廃の時期についてはまだ公表していない模様。

3月5日付RISIより抜粋


ウクライナ 政局の混乱の中で紙業界は平常維持に奮闘

関係筋によると、政治的危機にあるウクライナでも紙業界は限定的か殆ど影響を受け
ていない模様。他の業界ではウクライナから他国への運送に支障が出ているところ
や、同国の西地区から東地区やクリミアへの運送を拒否する運送業者もある。同国紙
メーカー協会によると、紙製品は軍による厳重な管理下でクリミアへの運送がなされ
ているとのことである。一方、ウクライナへの原料や同国からロシアへの紙及び段
ボール製品出荷は特に支障はない模様。ウクライナはロシアから大量のパルプと古紙
を輸入しているが現時点では支障はない模様だが、ロシアの段ボールメーカーは一部
のウクライナの製函業者が支障を懸念して余分に受注しているとのことである。

3月5日付RISIより抜粋


大手欧州Kライナーメーカー4月1日より50ユーロ/トン値上げへ

Europac社、Smurgit Kappa社、SCA社の大手欧州Kライナーメーカーは各社毎に4月か
らの値上げを発表した。全市場向けで50ユーロ/トンの値上げを目指す。値上げの理
由として、段ボール市場の需給バランスの改善と製造コストの上昇をあげている。
Mondi社はまだ公式には発表していないが同様に値上げの意向はある。同社筋による
と、第2四半期中に実施する意向のようだ。

3月6日付RISIより抜粋


ベトナムLee&Man社、40万トンの再生段ボール原紙導入へ

ベトナムLee&Man Paper Manufacturing社はHau Giang県の同工場に年産40万トンの再
生段ボール原紙抄紙機の建設を推進している。中国のHaicheng Engineering
Technology Holdings社との間で本プロジェクトの請負契約した。契約によると、見
積金額は911百万元(149百万ドル)でHaicheng社は設計、インフラ建設、機械設置、
設備購入から建設管理までの全てを担う。完成までに2年を予定しているが、建設開
始の時期は公表されていない模様。

3月6日付RISIより抜粋


スウェーデンSvenska Cellulosa Aktiebolaget(SCA)社のティッシュマシン、タイで再稼働

タイRiverPRO Pulp & Paper(RVP)社はバンコク北部80kmに位置するサラブリ県の同社
工場で、年産25,000トンのティッシュマシンの生産を開始した。当抄紙機はスウェー
デンの製紙メーカー、SCA社から購入したもので、3.1m幅、速度1,200m/分の抄紙機。
SCA社Jonkoping工場で使用された抄紙機で同工場から2013年5月に移設されていたも
の。RVP社はタイで2工場、4台の抄紙機を保有、トイレ紙、化粧紙、タオル紙及びナ
プキンを製造している。

3月6日付RISIより抜粋


インドネシア輸出申告をFOBからCIFへ、自国企業利用促進へ

インドネシアの財務省は3月1日から輸出申告方法をFOBからCIFに変更した。インドネ
シアからの輸出はFOB契約が圧倒的に多かったことから、CIFに切り替えることで国内
の船社や保険会社への海上運賃、貨物海上保険の支払いを増やし、お金の海外流出を
防ごうというもの。
同国の2013年のサービス収支は物流が86億9千万ドル、保険が10億2千万ドルの大幅赤
字となり改善が課題となっている。また、輸出取引はCIFの8%に対してFOBが80%と
圧倒的に多い。インドネシア政府は1年以内にはCIFが必須になるとしているが、輸出
業者は同国の船社、保険会社の国際競争力が劣っており、申告方法を変えるとかえっ
て費用が高くつくとして難色を示していると伝えられる。

3月7日付Cyber Shipping Guideより抜粋


APP社、世界レストラン協会に加盟、紙、ティッシュ、包装紙でサポート

Asia Pulp and Paper(APP)社は、約50万のレストランビジネスをサポートしている世
界最大のフードサービス業界団体である世界レストラン協会(米国、National
Restaurant Association)に会員として加盟したと発表した。協会はAPP社に対し、紙
及び包装分野で顧客のニーズに合った最適の製品を食品産業経由で提供するべくサ
ポートする。同協会としてもAPPのような世界の大手企業が会員となることでレスト
ランのオーナーに、紙、ティッシュ、包装用紙などサポート出来ると期待している。
同時に同協会が促進している起業家精神やホスピタリティの推進でも歓迎している。

3月6日付RISIより抜粋


米国 悪天候のため段ボール古紙(OCC)価格上昇

悪天候の影響により、米国段ボール古紙価格は3月に入り北東地域が15ドル/トン、
南東地域が25ドル/トンと2012年以来の大幅値上げとなっている。1月以降の寒波に
よる輸送上の要因で各メーカー在庫が減少しており、タイムリーなOCCの確保が困難
な状況である。同時に輸送コストの上昇とトレーラー不足が要因。一方中国向けは需
要低調のため価格変更は現時点ではない模様。OCCの値上げで段ボール原紙メーカー
も値上げに動くことが予想されるが、原料コストより需給バランスが値上げの要素と
なるとみている。米国と中国の需要状況次第で今年はOCC価格が更に上昇する可能性
もある。

3月6日付RISIより抜粋


アジア市場での第1四半期新聞用紙価格下落、供給量依然高水準

アジア市場での新聞用紙価格は今年第1四半期は引き続き下落傾向にある。最も下落
幅が大きいのはインドで20ドル/トン。第4四半期の他のアジア市場では10ドル/ト
ン下落したが、インド市場では2013年の下半期価格水準は大方安定していた。今年に
入り、契約交渉に臨んだ結果、インド市場では45gsmで600〜635/トン、42gsmで620
〜655ドル/トンの水準に下落した。他の主なアジア市場は以下の通り:

香港 5~10ドル下落で45gsm 575〜610ドル、42gsm 595〜630ドル

台湾 香港とほぼ同じで45gsm 575〜600ドル、42gsm 595〜620ドル

シンガポールは小幅下落で45gsm 580〜605ドル、42gsm 600〜625ドル

タイが最も下落幅が小さく45gsm 565〜585ドル、42gsm 600〜625ドル(タイ市場で
の42gsmは僅少)

価格下落の要因は需要低迷に対し供給量が依然高水準にあるためである。

3月8日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋 

       


米国紙パルプ貿易バランス、5年連続で輸出超過

米国商務部統計によると、2013年の米国の輸出は前年比3.2%減少、一方輸入は4.5%増
加したものの、米国の紙産業の輸出数量は、大量の中国向け古紙を除いても5年連続
で出超となった。中国向け13.3百万トンと東南アジア向け3.2百万トンの古紙輸出数
量を除き、米国の紙・板紙・パルプの輸出数量は3.56百万トン、金額ベースで24.4億
ドル、古紙輸出を加えると22.4百万トン、55.8億ドルとなっている。輸出比率は2008
年が14.7%に対し、2013年は19.5%、この5年間で貿易黒字のピークは数量で2011年の
44.4百万トン、金額で2012年の253億ドルである。

3月8日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋


UPM社、江蘇省常熟市でのラベル・特殊紙抄紙機稼働を2015年に延期

UPM社はこのほど中国江蘇省常熟工場での特殊紙生産計画を2015年後半まで延期する
ことを決定した。当初2012年公表していたプロジェクトで今年末には生産開始予定
だった。年産360,000トンの特殊紙とラベル用紙の生産予定。当初は新マシン用に電
力などの新しいインフラ整備を予定していたが、同社は環境問題等も勘案して現有の
設備をアップグレードして使用することを決定、このため、当初の総予算390百万
ユーロから277百万ユーロ(381百万ドル)に削減する模様。同工場では現在2台の抄
紙機でコート紙及び非塗工上質紙800,000トンを生産している。

3月8日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋


ブラジルKlabin社のOrtigueira新工場にValmet社のパルプ乾燥プラント導入へ

Valmet社とブラジル最大の製紙メーカーKlabin社は同社Oritigueira工場に2台の新型
パルプ乾燥プラントの導入で合意書に署名した。新プラントは2016年上期稼働予定。
これは同社のPumaプロジェクトの一環で、同社の歴史の中で最大の投資で3年以内に
生産量が倍増する。針葉樹フラッフパルプと広葉樹ユーカリパルプで年間生産量150
万トン。総費用については公表されていないが、その規模からみて15億〜20億ユーロ
と思われる。

3月8日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋


ブラジル 1月BEKパルプ輸出数量51%増の958,000トン

ブラジル紙パルプ協会の最新データによると、同国の2013年1月の晒ユーカリパルプ
(BEK)輸出数量は前年同月比50.9%増の958,000トンであった。生産量は5.2%増の1.32
百万トンだが国内販売は0.7%の微減で139,000トン、輸入が16.2%減の31,000トンで、
消費量は前年比40.2%と急落の392,000トン。収益面では1月度のBEK輸出はほぼ全地域
向けで増加しており、中国向け前年同月比13.8%増の173百万ドル、欧州向け47.9%の
大幅増で207百万ドル、北米向け137.5%の記録的増加で95百万ドル、合計514百万ドル
(FOB)で40.8%の増加である。

3月10日付RISIより抜粋


タイ Hiang Seng Fibre Container社、Samut Salorn工場5号機をPMT Italia社が改良

タイの段ボール原紙メーカーHiang Seng Fibre COntainer社は、Samut Sakorn工場の
5号機の基幹部をイタリアPMT社が供給することを決定した。同機は6.2M幅、設計速度
900M/分で主に自国の段ボール古紙使用で高品質ライナーとフルートを製造。改良に
より、生産力アップと市場での高品質板紙メーカーとしての地位向上を期待する。
PMT Italia社にとっては製紙機械メーカーとしてタイ紙業界での地位確立を図るも
の。

3月10日付RISIより抜粋


輸入段ボール古紙(OCC)価格下落

中国では先月の段ボール古紙在庫補充もあり、輸入を大幅に削減している。米国の寒
波による供給面での混乱を懸念して在庫補充を行っていた。2月の中国の大手バイ
ヤーによると、在庫補充は実需の為ではなく、米国からの供給に慎重になっているも
ので、元来OCCの在庫補充は行っていない。Nine Dragons社やLee & Man Paper社など
の大手再生段ボール原紙メーカーの多くは4月〜5月の需要減退期にあわせて機械メン
テナンスのため休転を予定している。そのため十分な在庫保有もあり、メーカー各社
はOCCの値下げ要求圧力を強めており、直近の価格は米国が5〜8ドル下落で220〜225
ドル/トン、欧州4ドル下落の188〜193ドル、日本3〜5ドル下落の190〜193ドル。日
本市場も同時に下落傾向にある。

3月8日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋


チリCMPC社、メキシコでティッシュマシン新設

チリの製紙メーカーEmpresas CMPC社は1億6千万ドルを投資し、メキシコAltamira工
場に年産5万トンの新型抄紙機を導入しティッシュの生産能力を5割アップすると発表
した。2015年第3四半期稼働を予定している。現在同工場は3台の抄紙機で年産10万ト
ンを生産。同社のメキシコでの生産規模は小さいものの、新型マシン導入で市場競争
力が高まり経済効果も上がる可能性大と期待している。本プロジェクトには21メガ
ワットの発電プラントも含まれる。同社の南米でのティッシュ生産量は7工場で合計
年産590,000トン。ティッシュ需要は年々増加しており2014年は5〜10%の成長を見込
んでいる。

3月11日付RISIより抜粋


米国パルプ市場価格5〜10ドル/トン上昇

米国パルプスポット価格は寒波による輸送上の支障もあり需要は堅調であることか
ら、スポット価格は引き続き上昇傾向にあり3月出荷分の主要品種価格は5〜10ドル/
トン上昇している。標準の北部針葉樹晒クラフトパルプ(NBSK)国内スポット価格は、
東部及び中西部で5ドル上昇しnet価格770〜810ドル/トンとなっており、年初来50ド
ル/トンの値上げである。2月のリスト価格は1,010ドル/トンで平均値引き率は22%
以上。南部針葉樹晒クラフトパルプ(SBSK)は10ドルupの700〜730ドル。一方、北部広
葉樹晒クラフトパルプ(NBHK)は10ドルupの680〜700ドルで平均値引き率は20%以上で
ある。南部広葉樹晒クラフトパルプ(SBHK)も10ドルupのnet価格660〜710ドル/ト
ン。

3月11日付RISIより抜粋


メキシコ段ボール原紙価格堅調なるもコスト高で値上げの可能性

2月のメキシコ国内及び輸入価格は1月とほぼ同じ水準で推移、今月も堅調である。
PPIの調査によると、3月の国内のKライナーは7,800〜8,200ペソ(545〜591ドル)/ト
ン、中芯原紙は7,400〜7,800ペソ(560〜590ドル)/トンでそれぞれ前年同月比で
1.9%、1.3%高くなっている。輸入Kライナーは12月〜1月より20ドル下落してFOB 625
〜645ドル、これは前年より2.4%の下落。国内市場での古紙流通量が減少しているこ
とと製造コストアップ要因で、近いうちに値上げの可能性があるようだ。

3月11日付RISIより抜粋


メキシコ上質紙メーカー緊急値上げへ

メキシコ上質紙メーカーの少なくとも1社は3月1日からの値上げを要求している。2月
には天然ガスが30%の値上げになったことで急激な生産コストアップとなったためで
ある。天然ガスの価格は今年2ヶ月で50%上昇しており、同国上質紙メーカーによる値
上げ要求は今年になり2回目。2月1日に6%の値上げを通告したが、更に6%の値上げを
目標としていたもの。一方、昨年第4四半期の値上げが通らなかったことで、年初か
らの値上げを発表し現在も交渉を継続しているメーカーもある。年初からの原燃料費
の高騰によるコストアップ分をカバーするためとしている。

3月11日付RISIより抜粋


米国ニューヨーク州、旧Fort Orange Paper工場跡地に軽量板紙製紙工場建設計画

米国MnimiMill Technologies(MMT)社との提携企業であるCasleton Paperboard(CP)社
はニューヨーク州レンセラー郡の旧Fort Orange Paper工場跡地を60万ドルで購入
し、軽量板紙製紙工場の新設を計画している。CP社は旧工場の老朽化した建物の解体
や土壌浄化と最先端の製紙工場建設に総額2億5千万ドルの投資を予定している。完成
後は70〜80名の従業員を雇用する見込みで、軽量板紙の他に再生重量板紙の生産も予
定している。地元政府は当工場跡地の製造業への誘致活動に12年の歳月をかけてい
た。

3月12日付RISIより抜粋


米国メイン州でWoodland Pulp社ティッシュマシン2台設置計画

Woodland Pulp社は1憶2千万ドルを投資し、米国メイン州ワシントン郡Baileyvilleパ
ルプ工場にティッシュマシン2台を新設する、と地元政府が公表した。最貧地区の1つ
でもあるBaileyvilleで新たに80名の雇用が創出される予定で、地元政府も製紙産業
が強かったメイン州に戻ることを切望している模様。技術革新が進まず低迷していた
が、この新しい投資は最新の技術ももたらすものと期待されている。

3月12日付RISIより抜粋


ドイツHanke Tissue社、ポーランドに新型ティッシュマシン増設

ドイツMBB Industriesグループ子会社のHanke Tissue社はティッシュ生産能力を倍増
する。新マシンはポーランド西部Kostrzyn工場に設置し、生産量は年産14,000トンか
ら32,000トンに増産される。当初昨年12月の生産開始予定だったがやや遅れて現在試
運転と機器の調整確認中の模様。今月末より商業生産を開始するとのことである。

3月12日付RISIより抜粋


チリCMPC社、パルプ生産2014年は増産計画

チリ最大の紙パルプメーカーCMPC社の昨年第4四半期の市販パルプ販売数量は576,000
トンで前年同期比6.3%増、パルプによる収益は9.4%増の396百万ドルであった。広葉
樹パルプ生産増加は欧州、米国及び南米での需要増加のための輸出が増加したため。
同社によると今年の生産量は昨年比100,000〜120,000トンを増産するとの見解。1月
の数量全体に関しては、中国需要が伸びたこと、北米向けが寒波の影響で増加、及び
チリの港湾ストの影響などが要因と考えられる。今年の展望としては特に新興国市場
向けなどに期待しており、価格面でも経済動向次第で、悲観的ではないとの見方であ
る。

3月12日付RISIより抜粋


スペインSAICA Paper社トルコの段ボールメーカーOMKを買収

東欧でのグループ拡大戦略の一つとして、SAICA社はトルコ段ボールメーカーのOMK社
の買収を発表した。これにより同社は段ボールメーカーとして主要顧客へのサービス
向上と地域ビジネスの拡充を図る。GDPが2014年から2020年までに4.5%の成長が見込
まれるように急速に成長しているトルコ市場で、段ボール製品の信頼性、高品質デザ
イン及び印刷など消費者市場での要求に対応するもの。OMK社は従業員260名、売上金
額2千万ユーロの段ボールメーカー。SAICA社はトルコ市場を人口動態と経済発展の見
地から、欧州での段ボール製品の最大のポテンシャル市場とみている。

3月12日付RISIより抜粋


南アフリカ Mpact Ltd、Felixton工場段ボール原紙生産能力増強へ

南アMpact(旧Mondi Packaging)社は、Felixton工場に765ランド(71.2百万ドル)を
投資して生産能力アップと品質改良で競争力強化を図ると公表した。第一段階は再生
繊維使用量を増加と同時に高強度軽量紙生産も可能とし、2015年上期に2万トンを増
産する。第二段階は2017年下期までに更に4万トンを増産し、年産215,000トンの生産
能力となる。第二段階では新型抄紙機も導入し、原料を現在のバガスから100%再生繊
維に代替する。全ての建設には約600の工程を経る必要があるとのこと。

3月13日付RISIより抜粋


河北長泰紙業、新型再生段ボール原紙マシン3基で新工場建設へ

河北長泰紙業(Hebei Changtai Paper)は河北省唐山市に新工場を建設、同社の再生段
ボール原紙は合計で年産1.7百万トンに増産となる。今月より土木工事がスタートし
た。3基の新型マシンで年産1.2百万トンが生産される。3台の抄紙機のうち1台は国内
メーカー製、2台は海外メーカー製になる模様で入札が終了したが、詳細は明らかに
なっていない。同社は昨年唐山市玉田工場で2台の年産50万トンの再生段ボール原紙
生産を開始している。1台は再生ライナー30万トン、1台は再生フルート20万トン。新
設後は同社は中国北部で最大の再生段ボール原紙メーカーとなる。

3月13日付RISIより抜粋


スウェーデンStora Enso社、断裁部門を移設し保管スペースアップへ

Stora Enso社はNymolla工場で、A3サイズで年産50万トンの非塗工上質紙2台の平判断
裁機を停止した。現在平判断裁加工は同社子会社のLumi Papers社がベルギーAntwerp
の工場とスウェーデン国内のコンバーターであるOKABが行っている。既に2台の断裁
機は撤去され、後のスペースは在庫スペースの拡張に利用する予定で4月には運用を
始める。これによりNymolla工場の全製品保管を自社倉庫で賄うことでレンタル倉庫
を解消、更に現在の巻取包装機械を自動化するための投資も行う。完成は本年上半期
の予定。

3月13日付RISIより抜粋


ポルトガルPortucel Soporcel社、欧州市場で上質紙価格4月値上げへ

ポルトガル第2位の上質紙輸出メーカーであるPortucel Soporcel社は、米国、中東、
アフリカ、アジアで本年に入り2回、南米で1回の値上げが既に浸透したことで、4月
より全欧州市場向け非塗工上質紙輸出価格の値上げを実施する。製造コストアップに
よる収益悪化と長引く価格低迷で、米国及び欧州では工場閉鎖のメーカーもあること
から価格見直しは必然となっている。更に2013年は通年で実質3%価格が低下したこと
も見直しの要因である。2014年初からの需要の高まりから同社への発注は増えてお
り、4月からの3%〜5%の値上げを設定したようだ。

3月13日付RISIより抜粋


フランス Delion社旧Vertaris社Voreppe工場を買収、DIP(脱墨パルプ)プラント2014年秋再稼働へ

Springwater Capitalの子会社であるVertaris社は休転中のVoreppe工場を5.4百万
ユーロ(7.5百万ドル)で買収し、2014年10月に古紙原料による高品質脱墨パルプの生
産を再開する。第一段階として15〜20百万ユーロを投資しRottneros乾燥機とパルプ
包装システムを導入する。当初の生産量は年産14万トンの脱墨ドライパルプで、第二
段階として2016年までに5百万ユーロを投資し生産量を年産20万トンまで引き上げる
計画である。

3月13日付RISIより抜粋


香港及び東南アジアで上級紙価格上昇

アジア諸国で大手メーカーによる上質コート紙、非塗工上質紙価格の値上げ圧力が続
いている。依然として高い水準供給量にも拘わらず、値上げの動きは第2四半期の需
要期に期待した動きと思われる。上質コート紙は2013年第4四半期から20ドルupの720
〜770ドル/トン、非塗工上質紙は好調な需要に支えられた形で25ドルupの780〜820
ドル/トンで推移。APPは2月14日より全市場向けに非塗工上質紙価格を50〜70ドル、
コート紙で50ドルの大幅upを公表、APRILやSun Paper、Moorim、HankukやHansolの韓
国メーカーもほぼ同様の動きである。

3月14日付RISIより抜粋


韓国 全州製紙新聞用紙値上げと操短へ

韓国の大手新聞用紙メーカーのJeonju Paper(全州製紙)は主要生産品目の値上げと操
短により、第2四半期の収益改善の施策を発表した。新聞用紙メーカーは世界的な価
格の下落傾向と生産コスト高により、利益確保が困難となっている。このような背景
から、同社は第2四半期から30〜40ドル/トンの値上げを決定した。輸出の低価格は
コスト上昇分をカバー出来ず収益構造を悪化しており、値上げに踏み切らざるを得な
い状況となっている。同時に新聞用紙の供給過多のため、第2四半期は操短も計画し
ている。詳細は明らかではないが、約2万トンは市場に影響しないだろうとみてい
る。

3月14日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋


続報 ベトナム Nine Dragons(玖龍紙業)社再生段ボール抄紙機発注

中国Nine Dgragons社はベトナムのBinh Duong県の工場用に年産50万トンの再生段
ボール原紙抄紙機を発注した。抄紙機メーカーのValmet社と契約書に署名、同機は設
計速度1,300m/分で日産1,450トン、年産50万トン。生産能力は同社が当初発表して
いた2015年6月稼働予定の35万トンよりも多い。導入はベトナムのCheng Yang Paper
社工場で、現在年産10万トンの再生段ボール原紙を生産、Nine Dragons社は60%の株
式を保有している。Nine Dragons社は更に中国瀋陽市でも合計70万トンの抄紙機2台
を導入する予定。

3月14日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋


ウルグアイ Montes del Plata社3月末パルプ生産開始、パルプ供給過剰で下半期価格に影響も

AraucoとStora ensoの合弁会社であるウルグアイのMontes del Plata社は政府環境局
に認可の申請を行っている。今月末迄に最終認可が出る予定で、それを以て今月末の
パルプ生産開始を予定している。同社のPunta Pereyra工場は晒ユーカリパルプ(BEK)
1.3百万トンの生産能力。Arauco社の現在のパルプ生産比率は70%が針葉樹で30%が広
葉樹だが、今後その比率が60%と40%になる模様。通年第2四半期から市況は軟化する
が、供給過剰の広葉樹パルプと、欧州での針葉樹パルプの需給状況次第で下半期の価
格に影響が出るものと予想される。

3月16日RISIより抜粋


米国2月度非塗工上質紙平判出荷、1月比7.6%増加、2度目の値上げへ

米国AF&PAによると、米国の2月度上質紙平判出荷数量は一日平均で1月を大幅に上回
る7.6%の伸びを示した。但し1月~2月合計では前年比で8.4%減少。米国メーカーは3月
3日に70ドル/トンの値上げを実施。前回の値上げは昨年10月で、オフィス用紙で20
ドル、オフセット印刷用紙で40〜50ドルだったが1月末までに殆どが通った模様。1月
の米国上質紙平判輸入は106,902トンで前年比18.2%増、輸出は90,577トンで15.2%減
少。主な輸入国は中南米(前年比35.7%up)、日本・アジア・オセアニア(同
70%up)、西欧(同17.8%up)及び中国(同32.5%up)。

3月16日付RISIより抜粋


アジアの印刷・筆記用紙需要は2014年も軟調か

2013年のアジアの印刷・筆記用紙市況は政界経済の停滞と供給過剰により、需要及び
メーカーの収益は低調であった。最新のRISIの調査結果によると、2011年が3.6%、
2012年が1.2%の伸びに対し、2013年は僅か0.8%(数量で37万トン)の伸びに留まっ
た。原因として、世界及び地方経済の低迷で、広告及び商業印刷分野が低調であった
ためである。更に電子媒体による広告への移行も一因。アジア最大の紙消費国である
中国と日本の影響が大で、特に日本は3%の減少。2014年は世界経済の回復基調にあ
り、需要も2013年より若干は改善するとみている。但し、日本と韓国は広告媒体が変
化しており、引き続き弱含みと予想される。

3月17日付RISIより抜粋


米国 Pratt Industries社、半年内に古紙回収設備2基の新設を計画

Pratt Industries社はこの半年で古紙回収設備を1基稼働したが、それに続き更に2基
の稼働を計画している。最初は5月末の予定、次の設備は再生段ボール原紙工場の
ジョージア州Conyers工場で9月稼働予定。既に半年前に導入された設備はジョージア
州コロンバスで既に稼働しており、昨年10月には設備用敷地面積を20,000ft2(約
1,858m2)から100,000ft2(約9,290m2)に増加している。同社は2010年に36万トンの段
ボール原紙をルイジアナ州Shreveportで生産開始、更にインディアナ州Valparaisoで
も2015年7月までに36万トンの新増設を計画している。当プロジェクトの費用は260百
万ドルの模様。

3月17日付RISIより抜粋


米国 寒波の影響もあり2月までの段ボール出荷0.8%減少、在庫は51,000トン急増

2月も米国東部の寒波の影響からか、米国段ボールの出荷数量は前年同月比0.7%減
少、一方在庫数量は前月から51,000トン急増した。2月の出荷は前年同月比0.7%減少
の271.67億ft2(25.24億m2)、年初2ヶ月では0.8%の減少。2月末のコンバーター在庫
と工場在庫合計では51,000トン増加し2.539百万トンとなった。最近5年間の2月度平
均で1,000トン、10年間では6,000トンの減少である。一方、工場稼働率は1月の94.6%
から2月は96.4%に上昇しており、2月の生産数量は前年比2% upの2.726百万トン。輸
出は前月比7.6%減の347,000トンだが、前年同月比では4.8%増加している。

3月17日付RISIより抜粋


米国Georgia-Pacific社、米国及び欧州向けフラッフパルプ価格1,000ドル/トンに値上げ発表

世界最大のフラッフパルプメーカーのGP社は、米国及び欧州ユーザー向けにフラッフ
パルプ価格を3月1日より20ドル値上げしてリスト価格を1,000ドルとする旨通告し
た。既にDomtar、IP、Weyerhaeuser(Weyco)社は2月1日より主要市場向けに40ドル/
トンの値上げを実施している。このうちIP社が2月1日の値上げを最初に発表したがリ
スト価格は明記していない。GP社はフラッフパルプ、SBSK、SBHK合計で2.33百万トン
の生産量の北米最大のメーカー、更に昨年Buckeye Technologies社より年産464,000
トンの特殊溶解パルプ(DP)を買収で、生産量は2.97百万トンとなっている。

3月17日付RISIより抜粋


米国Resolute社、Calhoun工場5号機を再稼働、一時的に新聞用紙を生産

米国Resolute社はテネシー州Calhoun特殊紙工場で約1年に亘り休転していた5号機を
再稼働する。同社のジョージア州Augusta工場の新聞用紙抄紙機が定期点検で休転し
ている為、代替として一時的に新聞用紙を生産する。Calhoun工場での新聞用紙生産
は受注分の為の一時的な生産で、同工場の5号機は長期的には新聞用紙ではなく新製
品の生産を目標としている。

3月17日付RISIより抜粋


チリ 2013年紙パルプ輸出は前年比3.2%増の4.9百万トン

チリ森林協会の発表によると、2013年の紙パルプ輸出は前年比3.2%増の4.96百万トン
となった。輸出の伸びの主な要因は針葉樹晒パルプが5.1%増の1.99百万トンと、3.1%
増で2.08百万トンとなった晒ユーカリパルプの伸びである。パルプ全体の輸出は5.3%
upの4.55百万トンを記録した。一方、紙の輸出は前年比15.5%の大幅減少で409,900ト
ンに留まっている。段ボールは3.5% upの313,000トンだったが、新聞用紙が39.7%の
急落で96,900トンに大幅減少している。

3月18日付RISIより抜粋


欧州 2月度パルプ在庫・消費ともに減少

UTIPULPの最新の統計によると、2月度パルプの欧州ユーザー在庫は前月比2.1%減の
637,702トン、消費は6.5%減の916,841トンとなった。内訳は、広葉樹クラフトパルプ
在庫が373,804トンから微増の375,769トン、針葉樹クラフトパルプは251,853トンか
ら239,505トンへ減少。2013年2月の在庫は663,101トンのため、前年同月比では3.8%
減となっている。一方消費量も前年同月の945,621トンから3%の減少となった。在庫
は20日分で、前月及び2013年2月より1日分減少している。

3月18日付RISIより抜粋


続報 タイHiang Seng Fiber Container、27万トン再生段ボール原紙設置

タイのHiang Seng社がSamut Sakom工場で準備を進めている古紙段ボールマシンは、
年産27万トンの米国から購入した中古機で既に同工場に搬入されている。既報の通り
イタリアのPMT社が改造を担当、2015年末の稼働を目指している。6.2m幅、設計速度
900m/分で国内段ボール古紙を原料として、再生ライナー及びフルートを生産する。
PMT社は基幹ユニットの供給を担う。同工場は現在4台のマシンで年産50万トンを生
産、同時にHiang Seng社は5工場で年産25万トンの段ボール箱を生産しており、タイ
市場で30%の市場占有率を有している。

3月18日付RISIより抜粋


アメリカ州:米国クラフト紙 2月出荷数量前年同月比5.1%減少

AF&PAの最新の情報によると、2月の米国のクラフト紙出荷数量は121.6千トンで前月
比5.1%減少となった。晒クラフト紙は1月比3%の減少、一方、未晒クラフト紙は5.3%
減少。2014年1月〜2月の2ヶ月の出荷数量は前年同期比4.5%の減少となっている。2月
末在庫数量は1月末比8.8%の減少となっている。

3月18日付RISIより抜粋


ブラジル 3月段ボール原紙価格は安定、段ボール製品メーカーは値上げへ

ブラジルの3月価格はバージンパルプ段原紙と再生段原紙ともに安定している。PPIに
よると、3月から4月にかけてメーカーの値上げの噂があるが、現時点ではまだ実施さ
れていない模様。古紙価格は変わっていないが段ボールメーカーは値上げに動いてお
り、古紙サプライヤーも値上げを希望している。よって、段原紙メーカーも値上げを
模索している模様である。Kライナーは1月、2月と同水準の1,665〜1,715リヤル、こ
れは2013年3月より4.3% up。白ライナーは1,890〜1,950リヤルで同1.9% up、テスト
ライナーは1,400〜1,460リヤルで8.3%前年より高くなっている。中芯は1,280〜1,345
リヤルで前年比22.1%と大幅アップ。各メーカーともに市場動向をみながら値上げの
チャンスをうかがっている状況である。

3月18日付RISIより抜粋


Mondi社、製袋用未晒クラフト紙価格値上げへ

Mondi社は欧州ユーザー向けに、製袋用未晒クラフト紙の価格を60ユーロ(83.5ドル)
/トン値上げ通告を開始した。4月より適用する。背景には欧州及び海外市場の堅調
な需要に裏付けされている。同社の今回の値上げ発表は、欧州市場でのこの品種では
最初の値上げ発表で、市場関係者によると、他の欧州メーカーもMondiの値上げ発表
に一両日中には追随する模様。

3月19日付RISIより抜粋


メキシコ CMPC子会社にValmet社製ティッシュ生産ライン導入

南米最大のメーカーの一つであるチリCPMC社は、メキシコの子会社Absormex CMPC
Tissue S.A.にValmet製新型ティッシュ生産ラインを新規に導入する。2015年半ばの
稼働を予定する。高品質のトイレ紙、タオル紙で年産6万トンが新たに増産となる。
Valmet社は以前にもチリのCMPC Talagante工場に新型DCT200のティッシュ生産ライン
を納入している。具体的な金額は明らかではないが、通常この生産ラインは生産能力
にもよるが2千〜4千万ユーロとのこと。南米のティッシュ市場は数量と品質面での成
長市場であり、Valmet社はその技術力で選ばれた模様。

3月19日付RISIより抜粋


韓国 Samjung Pulp社ティッシュ新マシン稼働開始

韓国のティッシュメーカー大手のSamjung Pulp社は、イタリアToscotec社の新型
ティッシュマシンを2014年初めから稼働開始した。韓国でのティッシュ製品需要に合
わせる為で、韓国平沢市の工場に新規に導入されたもの。同機は高効率の原料調整を
可能としているシステムで、エンジニアリング、建設管理、訓練から立ち上げまでを
一括でToscotec社が担っている。新マシンは2.62m幅、設計速度1,700m/分。

3月19日付RISIより抜粋


カナダ Canfor Pulp社はVoith社の試験機にNBSKを供給することで合意

Canfor Pulp社とVoith社は、Voith社のSao Pauloティッシュ技術センターのティッ
シュ試験機用として、独占的に北米針葉樹晒クラフトパルプ(NBSK)を供給することで
合意した。これは両社の戦略的技術協力の一環で、両社にとって重要な戦略的位置づ
けとなる。Voith社にとってはCanfor社のパルプは世界的に評価が高い高強度と高品
質の繊維で、既にユーザーから高い品質とコスト面での改良が確認されている。
Canfor社にとっても、ティッシュや他の製品に同社の高品質のNBSKを使用すること
で、高強度とソフトな製品及び生産コスト面で完璧な技術を目指す機会になると期待
している。

3月19日付RISIより抜粋


チリArauco社、中国向けパルプ3品種価格据え置き

世界第2位のパルプメーカーのチリArauco社は4月出荷分のパルプ価格据え置きを発表
した。晒クラフトパルプ(BKP)が3月出荷分の10ドル/トン値上げでnet価格750ドル/
トンCFRを据え置く。未晒クラフトパルプ(UKP)は720ドル。晒ユーカリパルプ(BEK)の
リスト価格は720ドルだがnet価格は620ドル。4月出荷分の価格発表はArauco社が初め
て。同社は中国とアルゼンチン向けで3.3百万トンを見積もっているが、今後ウルグ
アイ向けも合わせて3カ国向け生産量を、同社生産量の半分の3.95百万トンまで増産
する計画である。

3月23日付RISIより抜粋


Lee & Man(理文造紙)社、6月までに40万トンの再生段ボール原紙マシン稼働へ

中国Lee & Man Paper Manufacturing(理文造紙有限公司)は重慶市の工場で今年6月
末迄に年産40万トンの再生段ボール原紙マシンを稼働する計画である。抄紙機は同工
場20号機で7.25m幅、設計速度1,100m/分で米坪70gsm〜160gsmのテストライナー用と
して設計されている。同工場では現在16万5千トンの竹パルプと2ラインで計70万トン
の再生段ボール原紙を生産している。既報の通り、同社はベトナムで40万トンの再生
段ボール原紙マシン導入も推進している。

3月21日付


インドTNPL社、Voith社新型コート板紙マシン導入

インドTami Nadu Newsprint and Papers Ltd(TNPL)は、板紙及び包装用紙生産拡大
の為の4号機新マシン導入にあたり、再度Voith社を適格なパートナーとして選択し
た。TNPL社は既にVoith製抄紙機を2基導入しており全てにおいて満足している模様。
設置する工場は現在のTmil Nadu州Karur工場から100kmの新しいTiruchirappalli地区
で2015年末の稼働を予定している。Voith社は新設の大部分を担うことになり、同社
の迅速かつシンプルなプロジェクト推進力に大きな信頼が寄せられている。新型抄紙
機は180gsm〜450gsmの製函用高品質コート板紙で4.3m幅、設計速度600m/分。

3月20日付RISIより抜粋


福建省青山紙業の30万トン溶解パルプ(DP)ラインの資金調達承認

中国福建省青山紙業は莆田市の同社工場に30万トンの溶解パルプ(DP)プラント建設の資金調達で株主の承認を得た。先週の省政府の承認を受け株主が同社の計画案に対し3月18日承認したもの。資金調達計画書によると13億元(212百万ドル)の私募債で出資者は10名以内。約27億元がDPプロジェクトに注入され、残りの14億元は同社の自己資金となる模様。プロジェクトや期限の詳細は明らかになっていない。青山紙業は現在12万トンのDPラインと15万トンの針葉樹未晒クラフトパルプ、10万トンのサッククラフト及び20万トンの再生段ボールを生産している。

 

3月21日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋


ブラジルSuzano社BEK価格値上げ交渉難航、 Imperatriz工場は物流問題に直面

ブラジルSuzano社は、昨年12月発表した1月1日からの晒ユーカリパルプ(BEK)の欧州
向け820ドル/トン、北米向け880ドル/トン、アジア向け720ドル/トンの新リスト
価格はまだ目標価格に到達していない模様。同社によると、鋭意値上げ交渉を続けて
いるが部分的な値上げも通らず以前の価格に据え置かれているようだ。需給バランス
から市場での供給過多が原因と思われる。ブラジルは世界最安値のL材生産国だが、
効率のいいメーカーでも収益は上げられていない。欧州と中国の消費量が増加傾向で
市場も改善しており、今後の価格動向は世界のパルプ需給バランス次第と思われる。
一方、鉄道輸送の一部未整備のため同社Imperatriz工場は第1四半期に約4万トン分を
ロスしたとのこと。

3月21日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋


米国Mercury Paper社、25百万ドル投資しティッシュ加工プラント拡張

米国Mercury Paper社はバージニア州Strasburgのティッシュ工場で、25百万ドルを投
資しティッシュ加工プラントを拡張する。この新規プロジェクトで96名の雇用を新た
に創出する。同工場は2009年より稼働、2010年にオアシスブランドで販売を開始し
た。同ブランドは昨年までは家庭用ブランドだったが、APP社とパートナーにある
Solaris Paper社と家庭用以外の原反やティッシュ製品にも移行、現在は双方での
ティッシュ製品を生産している。

3月24日付RISIより抜粋


ブラジルIrani社、段ボール原紙生産能力を年産26,400トン増産、段ボールプラントも新設

ブラジルの紙・包装紙メーカーCelulose Irani社はSanta Luzia工場7号機を改造する
とともに、同工場で新規に段ボール製造プラント建設を決定した。総費用は220百万
リアル(94.5百万ドル)。7号機の改造に伴う生産能力は2017年迄に26,400トンupして
年産86,400トンになる。段ボール製造プラントは新規に年産60,000トンを計画してい
る。現在同社の段ボール生産能力は年産234,000トンで、包装紙生産量は274,000ト
ン。

3月24日付RISIより抜粋


米国 印刷・筆記用紙2月は前年比3%、非塗工上質平判は5%それぞれ減少

AF&PA発表の2014年2月の米国印刷・筆記用紙によると、総出荷数量は昨年同月比3%減
少、在庫も1月比3%減少した。非塗工上質平判出荷も前年同月比5%減少、2014年通年
(1月〜2月)では同8%減少している。コート紙は1%減少、一方、中質紙は7%増加で5
年連続前年比増加となっている。通年では2%の増加。2月度中質コート紙は前年比6%
減少。中質コート紙の1月の輸入数量は前年同月比16%と大幅に減少している。

3月24日付RISIより抜粋


ロシアで Sonoco Alcore社、紙管原紙製造プラント新設

Sonoco Alcore社は、欧州市場で最も成長が期待される紙管原紙市場の牽引力を強化
するため、紙管原紙製造プラントを立ち上げた。同社としては3番目でロシア最大の
プラントである。TulaのSchekinoに位置し、製紙、フィルム、人造繊維、金属、建設
業界などのユーザーサイトに近接する。新プラントはロシアでの生産能力で現在の倍
以上となる。投資金額は3.2百万ユーロ(4百万ドル)で、敷地面積7,500平米で年産17,
000トンの最先端の設備を有し、フィルム、金属、繊維産業といった新規市場への進
出を促進する。

3月24日付RISIより抜粋


ブラジルEldorado社、2013年度売上770百万ドル、販売数量1.155百万トンを達成

ブラジルパルプメーカーEldorado社は、2013年の総生産量は1.5百万トンで売上金額
18億リアル(770百万ドル) と発表した。そのうちBEKパルプは1.27百万トン。総販売
数量は1,155,000トンでそのうち14%はブラジル国内販売、アジア向け輸出が47%、欧
州向け35%、残り5%が北米向けである。税引前利益は443百万リアル、総収入16億リア
ルで利益率は28%に相当。一方、コスト関連や為替変動による損失は491百万リアルに
のぼる。2014年は既に日産5千トンに達していることから、計画数量より20万トン増
の年間生産量1.7百万トンを見込んでいる。

3月24日付RISIより抜粋


海外情報: 世界のパルプ出荷・在庫情報

PPPCの最新のデータによると、全世界の2月の総出荷数量は1月の3.407百万トンから
2.3%増加し、3.486百万トンとなった。2013年2月の3.523百万トンからは1.1%の減少
となっている。内訳は針葉樹晒クラフトパルプ(BSK)が前月の1.804百万トンから
1.773百万トンに1.7%減少、一方広葉樹晒クラフトパルプ(BHK)は前月の1.494百万ト
ンから5.7%増加して1.579百万トンとなった。在庫数量は36日分(BSKが29日分、晒
ユーカリパルプ(BEK)が45日分)で前月の37日分より1日分減少、これは前年同月と同
じである。

3月25日付RISIより抜粋

 


Sappi Europe社、非塗工上質紙輸出価格値上げへ

欧州での非塗工上質紙の旺盛な需要と供給のバランス及び生産コストアップ要因か
ら、Sappi Europe社は全ての非塗工上質紙グレードの欧州域内及び輸出価格を4月14
日出荷分から5%値上げする。来週より同社の営業スタッフが各得意先との交渉に入
る。

3月25日付RISIより抜粋


北米2月度印刷・筆記用紙需要下落が緩和

PPPCの統計によると、北米の2月度印刷・筆記用紙の出荷は前年同月比4.1%の減少し
た。1月〜2月の合計でも前年同期比6%の減少している。2月の需要減速のペースはや
や緩和し前年同月比4.4%減少、2013年より5.4%減に減少ペースが緩和している。例
外は非塗工中質紙で2月需要は前年比11.8%の減少、2ヶ月でも7.5%の減少、出荷も前
年比6.4%減、2ヶ月では5.6%の減少。一方、2月末在庫は前年比8.3%増加だが、これは
中質紙を除いて前月より減少している。

3月25日付RISIより抜粋


米国パルプスポット市場価格、値上げ後は殆ど変化なし

米国のパルプスポット市場価格は主要4品種のうち3品種で年初の大幅値上げ後の価格
変動は見られない。変動が見られるのはSBSKで前回価格より10ドルupした模様。標準
品種のNBSKは年初の50ドルup後の770〜810ドルのままで、20ドルupのリスト価格
1,030ドルの23%引き。SBSKについてはnet価格で北米と中国向けはほぼ同値の上、供
給量の制限や鉄道車両不足から需要増となっているため、10ドルupの710〜740ドル/
トンが通った模様である。

3月25日付RISIより抜粋


2014年2月中国、韓国コート紙輸出統計

2014年2月の中国コート紙輸出は合計で8万5,721トン(前年比12.9%増)、そのうち日本向けは1万4,206トン(同19.8%減)、米国は1,209トン(同3.3%減)、EU27か国合計は1万772トン(同10.6%増)となった。同1-2月累計は合計で19万7,894トン(前年比16.4%増)、そのうち日本向けは3万6,789トン(同9.8%減)、米国は3,050トン(同47.0%増)、EU27か国合計は2万5,693トン(同10.7%増)となった。

2014年2月の韓国コート紙輸出は合計で13万4,532トン(前年比1.1%増)、そのうち米国向けは2万9,739トン(同12.4%減)、日本は1万2,716トン(同35.4%増)となった。同1-2月累計は合計で26万9,973トン(前年比0.8%減)、そのうち米国向けは6万975トン(同5.3%減)、日本は2万5,397トン(同33.9%増)となった。

※通関統計は当該国の申告にもとづいて作成されるため、輸出入に対応する月次、品目が一致しない場合がある。HS番号の4810.13,14,19を合算した数量。

2014年2月の中国中質コート紙(HS4810.22,29)輸出は合計で4万1,901トン(前年比46.8%増)、そのうち米国向けは2,866トン、EUは5,084トン、日本は3,695トン(同5.1倍)となった。同1-2月累計は合計で8万5,820トン(前年比33.1%増)、そのうち米国向けは7,354トン、EUは7,727トン、日本は6,694トン(同4.5倍)となった。


ブラジル 紙パルプ生産設備輸入関税軽減、CMPC社の投資分も適用

ブラジル外国貿易会議所(CAMEX)は430の品目に対し一時的に輸入関税を軽減すると
3月17日に発表した。当該品目の中に紙パルプ生産設備も含まれている。当該品目は
2015年12月31日まで16%から2%に軽減される。同会議所によると、総投資金額132億ド
ルのうち19億ドル分が輸入税軽減の対象となる模様。その中にブラジルGuaiba市で年
産1.3百万トンのBEKパルプライン新設中のCMPC社も含まれている。同社は既に45万ト
ンのBEKパルプを生産中。

3月26日付RISIより抜粋


スロベニアRadece Papir Nova社、上質紙マシン4号機と5号機を再稼働

スロベニア東部のRadece Papir Nova社は、年産36,000トンの上質紙4号機を4月1日に
再稼働する。約1年間休転していた4号機は2月再稼働の予定だったが電気系統のトラ
ブルで再稼働が遅れていた。年産8,000トンの5号機は証券用紙と紙幣用で4月15日に
再稼働する。既に67名を新規に雇用している。同社によると、インドルピーの紙幣用
紙入札に参加していたが、約2,000トンを受注したとのこと。Radece Papir社は2012
年3月に休転し翌月破産申請をしたが、ドバイの投資会社Emkaam社が買収していた。

3月26日付RISIより抜粋


米国PCA社新聞用紙3号機を軽量段ボール原紙へ転抄

米国Packaging Corporation of America(PCA)社は、ルイジアナ州DeRidder工場で休
転中の段ボール原紙用2号機の転抄は行わず、新聞用紙3号機を軽量ライナーと中芯原
紙に転抄する。2014年中頃から9月までは3号機で新聞用紙を生産、その後11月迄に段
ボール原紙へ転抄し新聞用紙からは撤退する。2号機の転抄に伴う費用は約160百万ド
ルで、年産300,000トンの段ボール原紙を生産していた。3号機の転抄で生産量は355,
000トン、費用は115百万ドル。転抄によりコスト高のOCC使用量を削減出来ること
で、税引後の収益を20%以下から30%〜35%へ改善出来ると見込んでいる。

3月26日付RISIより抜粋


欧州 新聞用紙価格交渉一部で継続中

欧州市場での新聞用紙価格交渉は、英国とフランスが年初早々に解決した一方で、ド
イツは交渉が長引いている。3月中旬には近々に解決の目途が見えていたが、メー
カーの目標価格である米坪45gsm以上で500ユーロ/トンは取りきれず、490ユーロ以
下で推移している。昨年下半期の目標価格に引き続き交渉している。イタリアでは1
月から2月にかけてほぼ解決したが一部3月初めまでかかっており、価格も495ユーロ
/トンの水準である。

3月27日付RISIより抜粋


欧州 Metsa Tissue社ティッシュ価格8%値上げへ

Metsaグループで欧州最大のティッシュ製品メーカーの一つであるMetsa Tissue社
は、製造コスト上昇のため第2四半期より8%の値上げ計画を明らかにした。同社は現
在ドイツ、スウェーデン、ポーランド、フィンランド及びスロバキアの11工場で年産
60万トンのティッシュ製品を生産している。

3月27日付RISIより抜粋


続報 製袋用クラフト紙価格値上げ

先週のMondi社の値上げ発表に続き、Nordic Paper社は製袋用未晒クラフト紙とMFク
ラフト紙価格を、5月1日出荷分より60ユーロ(82.7ドル)/トン値上げすると発表し
た。Gascogne社も未晒MGクラフト紙を50ユーロ値上げする。いずれも5月1日出荷分よ
り適用。製造コストアップ、特に原材料と運送費用アップの為としている。Mondi社4
月からの値上げを通告していた。

3月27日付RISIより抜粋


APP、寧波工場で製函用板紙まもなく生産開始へ

APP Chinaは浙江省寧波市Xiaogang工場で年産1百万トンの製函用板紙生産を開始す
る。同工場4号機で7.3m幅、設計速度1,200m/分で主品種はコートアイボリーボード
で、当初2014年初めの稼働を予定していたもの。同工場では当品種を1百万トン生産
しており、新マシン増設で市場での供給過多が懸念されている。価格についても、他
のメーカーの増産などもあって市場で供給量が激増している為、過去2年の低価格で
推移しており厳しい状況である。

3月27日付RISIより抜粋


Hengan International(恒安国際集団)供給過多でティッシュ新抄紙機稼働延期

現在の供給過剰圧力のため、Hengan社はティッシュの新マシン設置を遅らせることに
なった。ティッシュ大手の同社は2012年年産6万トンマシンを8台導入し、合計で1.4
百万トンの生産規模にすることを目標としている。ValmetとAndritz社がそれぞれ4台
づつ供給。最初の1台は2013年末に操業を開始する予定だったが今年後半に、更に5台
は2014年、2台が2015年の予定だったが遅れる見込み。中国国内のティッシュ消費量
は増加しているものの、相次ぐ設備投資のため供給過剰に陥っており、価格競争も激
化している。そのため同社は海外市場向けを増やす計画である。

3月27日付RISIより抜粋


山東省晨鳴紙業40万トンのパルプ製造ライン設置計画

山東晨鳴紙業は山東省Weifang市の基幹工場で年産40万トンの化学パルプ生産ライン
の建設を計画している。主にBHKパルプの生産する。2013年の環境への影響評価を通
した計画に基づくプロジェクトとして発表した。計画案によると、年産16万トンの現
在の旧型化学パルプラインを廃止する。総投資額は43億8千万元(712百万ドル)で具
体的な時期は明らかではない。更に湖北省黄岡市でも30万トンのBSKパルプライン新
設を計画しているが時期は明らかにしていない。

3月27日付RISIより抜粋


日本紙類輸出・輸入組合員


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