タイ サイアム クラフト社40万㌧再生段原紙機設置へ

タイ・サイアムセメント子会社のサイアムクラフト社はメッソ社とタイ中部ラーチャブリ県バンポン工場向け年産40万㌧の再生段原紙機(2014年第4四半期稼働予定、16号機、メッソ社製)購入契約を行った。投資額は2.29億㌦、この投資により同グループのタイ、ベトナム及びフィリッピンにおけるパッケージ用板紙の総生産能力は230万㌧に達する。ASEAN諸国を中心に成長が著しい市場におけるグループ存在感の強化が目的。

 

3月29日付け PPI Asiaから抜粋

APP関係会社Paper Excellence社カナダTembec社パルプ工場買収

シナルマス及びAPPの関係会社、Paper Excellence社はカナダ、BC州スクーカムチャックのTembec社晒Nパルプ工場を8760万㌦で買収契約交渉を開始した。年産能力27万㌧、第2四半期に最終詳細合意となる見込み。Paper Excellence社は既にカナダでパルプ工場数ケ所所有している。サスカチュワン州Meadow LakeのChemi-thermomechanical工場(40万㌧)、BC州Mackenzie Pulp工場(23.5万㌧)、Howe Sound Pulp & Paper(パルプ40万㌧、Thermo-mechanical Pulp21.3万㌧)等で、これらの工場製品の大半はAPP社アジア工場の自社消費用及びアジア市場での市販用。

 

3月29日付け PPI Asia から抜粋

カナダ 新聞用紙生産量の変化

過去数年カナダは新聞用紙の世界最大国で、1999年から2000年の年生産量は900万㌧以上。その後下降をたどり、2001年から2004年の年生産量は800万㌧、2005年―2006年700万㌧、2007年664万㌧、2008年600万㌧、2009年は大幅減の27%、438万㌧となり中国に抜かれ世界第2位となった。2010年は減産に歯止めがかかり464万㌧。但し、新聞用紙の輸出量は依然世界最大で、2004年の輸出量は708万㌧、2005年673万㌧、2006年608万㌧、2007年560万㌧、2008年516万㌧、2009年360万㌧と2008年比30.2%減。新聞用紙の生産量に対する輸出比率は年平均80%以上で、2007年87%、2008年84%、2009年82%となっている。

4月3日付け 中国紙網から抜粋

2012年ラテンアメリカ大手紙パルプメーカー利益減

2012年のラテンアメリカ大手紙パルプメーカーのパルプ平均価格の低下や負債増から純利益は低下又は赤字の状態。唯一ブラジル・クラビン社が好業績を達した。PPIラテンアメリカ調査によると、チリから中国向けラジアタパインパルプの輸出価格は2011年比22%減少、晒ユーカリパルプ(BEK)は10%減少した。アラウコ社:売上2.2%減、純利益77.4%減 CMPC社:売上0.6%減、純利益48.6%減 Fibria社:売上5%増 スザノ社:売上7.1%増 クラビン社:売上7%増、純利益311%増。

 

4月9日付け PPI Latin Americaから抜粋

世界最大の出版集団誕生「ペンギンランダムハウス」

4月5日欧州委員会はペンギン出版社とランダムハウスの合併に対し、競争上実害がないとして「ゴー」サインを出した。新会社は米国ニューヨークに本社を置き、会社名は「ペンギンランダムハウス」となる。ランダムハウスはドイツ巨大メディアコングロマリット、ベルテルスマンの傘下で、ペンギン出版はロンドン本部のメディアコングロマリット、ベルソンの傘下。新会社の株式はベルテルスマン53%、ベルソンが47%所有する。全世界には英文大手出版社が上記2社含め6社あるが、今回の合併で「ペンギンランダムハウス」が最大となる。ランダムハウスは米国、カナダ、英国、豪州、ニュージーランド、インド及び南アの英文出版及びスペインとラテンアメリカ諸国のスペイン語出版業務が中心で、ペンギン出版は米国、欧州、豪州及びアジアの出版業務の他、ポルトガル語出版の45%をカバーしており、合併により、巨大な資金力をバックに書籍の品質向上、電子書籍市場への投資や新興市場へのシェア拡大を狙っている。

4月10日付け 中国紙網から抜粋

中国 太陽紙業ティッシュ事業に参入6万㌧機械2台発注

山東太陽紙業はティッシュ事業に新規参入するべく山東省兗州市に設置予定の機械2台をアンドリッツ社発注した。2台共同じ仕様で、年生産能力6万㌧、機械幅5620mm、設計速度2000m/分。フレッシュパルプ100%を原料し1台目の稼働は2014年5月、2台目は2015年初めを予定している。

4月12日付け PPI Asiaから抜粋

中国 四川綿陽超蘭衛生用品有限公司ティッシュ機2台増設

四川省綿陽市の綿陽超蘭衛生用品有限公司はティッシュ機械2台(能力各1万㌧)を増設する。機械幅は2820mm、設計速度900m/分。1台は2013年11月、2台目は2014年8月に稼働の予定。同社は既にティッシュ生産能力2万㌧を有している。

 

4月5日付け PPI Asia から抜粋

中国 製紙産業調整期へ

中国製紙産業は時間を掛け生産技術向上及び生産規模の拡大を図り、改革開放後30年強で製紙産業は目覚ましい発展を遂げ、生産品目も拡大し基本的には国内需要を満たしている。国家統計局によると、第10次5ヶ年計画と第11次5ヶ年計画の間に紙・板紙生産量は平均10-13%増加したが、2012年には僅か3.09%と小幅の増加となり、歴代最低数値を経験した。アナリストの指摘では、製紙産業全体で需要が疲弊しており価格競争が激化から値下げ圧力も今まで以上。高度発展段階後、成長速度も緩慢となり、経済効果も反発が表れ、目下製紙産業は次の2点に直面している:①経済環境が不景気 ②製紙産業自体の問題。製紙産業の多くの問題とは、技術開発能力が比較的薄弱で、理論研究不足し、ハイエンドな設備は基本部品は輸入に依存し、高度成長後に生産能力が過剰となり、需給バランスが著しく崩れている。統計では2012年の紙・板紙生産量は歴代最高水準で1億㌧を突破したが、需給バランス不均衡から企業利益が下降し、資金回転問題が発生している。2013年は引き続き戦略調整期で、紙消費量は増加するが、伸び率は緩慢化し、企業利益は依然下降し市場競争は一段と激化する。これらの苦境に直面し、伝統的製紙産業から持続的発展が可能となる近代的製紙産業に転換するべく、製品構造の合理化、産業の集中化、設備水準の向上、資源節約、汚染排放の減少や旧式設備の淘汰等穏健的発展戦略を制定すべき。

4月15日付け 中国紙網から抜粋

マダガスカルがATAカルネ制度に新規参加 4月22日から

国際商業会議所(ICC)は15日、マダガスカルが4月22日からATAカルネ制度に新規参加する旨発表した。 ATAカルネ制度:ATA条約(物品の一時輸入のための通関手帳に関する条約)に基づき、職業用具、商品見本、展示会への出品物などの物品を外国へ一時的に持ち込む場合、外国の税関で免税扱いの一時輸入通関が手軽にできる通関手帳のことで、外国への輸入税の支払いや保証金の提供が不要となる支払保証書でもある。一つのATAカルネで通関手続きの異なる数カ国の税関でも使用できるため、非常に便利な通関書類で、これまでの参加国は約70カ国。

 

4月19日付け Shipping Guide から抜粋

インドネシア 2013年1四半期紙パルプ輸出額SVLKで対前年同期比2.02%増

インドネシア2013年第1四半期の紙パルプ輸出額は5.61億㌦で対前年同期比2.02%増加しており、インドネシア貿易省によると、この増加は新木材合法性検証システム(SVLK)の実施が奏功しているとの事。インドネシアのSVLKが世界市場でインドネシア紙パルプ製品の競争力を高め、通関手続きの簡素化や迅速化に貢献しているとの説明。SVLKは通常1日から1ケ月掛る通関手続き比べ1日か2日に縮小出来るとし、SVLKはインドネシアだけが採用している。インドネシア製紙連合会の話では、インドネシア紙パルプ産業に今後成長の余地が十分あり、木材の成長も他の地域に比べ3-4倍速い。2013年の紙パルプ輸出は大幅増加が期待できる。

 

4月18日付け JakartaGlobeから抜粋

欧州 新聞用紙能力削減に関して

欧州新聞用紙業界は国内需要の減退及び供給過剰下で苦境に立たされている。2008年以来需要が270万㌧減少したものの、生産能力は僅か150万㌧削減されただけ。2012年メーカー側は需給バランス改善に向けユーロ安を背景に29.8万㌧の輸出純増を図ったが、52万㌧の需要減退の改善にはなっていない。西ヨーロッパの操業率は2002年の景気後退時に86%、2009年財政危機時は82%に下落し、2010年から92%以下、2012年1-9月平均90%以下となっている。最近発表された大手メーカー(Stora Enso, SCA,Burgo社等)の需給均衡を狙った能力削減計画により、2013年後半に操業率は96%程度まで急速に回復が期待される。今後輸出面では、欧州メーカーは利益改善に向け、余分な数量を大幅値引きで輸出することを控え、特にラテンアメリカやアジアには欧州品が出回る機会が少なくなる見込み。兎に角、欧州能力削減の波は欧州市場以外世界の需給バランスに与える影響は大きい。

April 2013 Pulp & Paper International から抜粋

ICCA 2012-2016年段ボール予測

International Corrugated Case Association (ICCA) がまとめた Global Corrugated Forecast 2012-2016 によると、2011年から2016年の世界段ボール生産における年間平均成長率予測は3.5%増となっている。国別には中国が6.4%増、インドが8.8%増、米国が1.3%増などで、日本は0.6%増となっている。

中国 四川省2013年酸化チタン産業発展有望

成都税関統計によると、2013年1月の四川省酸化チタンの輸出量は4649㌧、金額1191万㌦で、全国総輸出量2.2万㌧の21.1%を占め、四川省は中国第2位の輸出省となっている。輸出先はブラジル、東南アジア、韓国が3大仕向け国で対米国向けは大幅に減少した。酸化チタンは二酸化チタンともいい、世界中で最高の白色顔料の一種( 酸化チタン: 優れた白色度、大きい隠蔽力と着色力、高度の分散性、優れた耐候性、化学的に極めて安定 等々の特色をもつ優れた白色顔料として、塗料、印刷インキ、製紙、プラスチックス、化学繊維、ゴム、ホウロウなど、更に光学的性質を応用したガラス、コンデンサ用など多方面に使用)。中国は世界最大の酸化チタン生産・消費国で、2011年の総生産量は181.9万㌧と対前年比22.9%増。既に国内の生産能力は262万㌧に達し、新たに200万㌧の能力増計画しており、第12次5ヶ年計画最後の2015年末までに全国総生産能力は500万㌧に達する見込み。

4月23日、1月7日付け 中国紙網から抜粋

フィンランド Stora Enso社事業部門再編成

今後成長に期待できる市場に重点を置く為、既存の事業部門を再編成する。実績の芳しくない印刷用紙部門と建設資材部門を統合し現行4部門から3部門とする。新体制は2013年7月1日から発足する。他の2部門(再生包装材とバイオマテリアル)は現状維持。2013年第1四半期の業績は赤字1600万ユーロで2012年同期は7400万ユーロの黒字であった。売上高は26.67億ユーロとほぼ横ばい。営業利益は対前年同期比84%減の2000万ユーロ。

4月23日付け Euwid Pulp & Paperから抜粋

2013年3月 中国、韓国コート紙輸出統計

2013年3月の中国コート紙輸出は合計で12万1,302トン(前年比11.5%減)、そのうち米国向けは1,560トン(同36.5%増)、EU27か国合計は1万6,248トン(同48.3%増)、日本は2万1,724トン(同60.0%減)となった。同1-3月累計は合計で29万1,316トン(前年比19.0%減)、そのうち米国向けは3,634トン(同38.2%減)、EU27か国合計は3万9,452トン(同29.7%増)、日本は6万2,493トン(同54.8%減)となった。

2013年3月の韓国コート紙輸出は合計で14万5,622トン(前年比11.2%減)、そのうち米国向けは3万7,763トン(同23.7%増)、日本は9,656トン(同24.3%減)となった。同1-3月累計は合計で41万7,672トン(前年比11.1%減)、そのうち米国向けは10万2,152トン(同11.1%増)、日本は2万8,630トン(同26.3%減)となった。

※通関統計は当該国の申告にもとづいて作成されるため、輸出入に対応する月次、品目が一致しない場合がある。HS番号の4810.13,14,19を合算した数量。
2013年3月の中国中質コート紙(HS4810.22,29)輸出は合計で4万8,918トン(前年比25.7%増)、そのうち米国向けは1,543トン、EUは3,949トン、日本は164トン(同97.5%減)となった。同1-3月累計は合計で11万3,421トン(前年比28.8%増)、そのうち米国向けは8,138トン、EUは9,953トン、日本は1,656トン(同92.1%減)となった。

中国 2015年までの産業廃棄物回収率50%に設定

中国工業情報化部は2015年までの産業固形廃棄物回収率を50%に設定し、2011年から2015年までに70億㌧回収する目標。この数字は前回2006年―2010年の第一次5ヶ年計画の粗倍に当たる。仮にこの目標がクリアされると、現在産業廃棄物で占領されている約23333ヘクタールの土地が利用可能となる。2006年―2010年間には産業固形廃棄物36億㌧が回収され、約12000ヘクタールの土地が利用可能となった。

Recycling International April 2013 から抜粋

パキスタン 印刷・流通関連協会高輸入関税撤廃要求

パキスタン印刷・グラフィックアート産業協会(PAPGAI)及びパキスタン紙商協会は政府に対し、紙・板紙等の生活必需品の輸入をゼロ関税とする旨要求、パキスタン経済の活性化の為、HSコード48類で輸入される紙・板紙の関税を0から10%の間に下げるべきとしている。関税引き下げは印刷産業が国内需要を満たし、効率的輸出が可能で、更に国内及び海外からの投資を魅力的にするとの主張。

4月29日付け PPI Globalから抜粋

ロシア イリムグループ 東ロシアで晒クラフトパルプ(BSK)工場72万㌧商業生産 開始

ロシア東部ブラ―ツク工場で、BSK72万㌧の商業生産が開始した。6ケ月後にはフル操業となる見込み。総投資額8億㌦、新稼働により同工場のパルプ総生産量は100万㌧に達する。製品は主に中国向け輸出に向けられる。

4月25日付け PPI Global から抜粋

ロシア イリムグループ 中国向け5月積みBSKパルプ価格据え置きの680㌦

イリムグループは中国の顧客に対し。5月積み晒Nパルプ(BSK)価格の据え置きを通告した。中国主要港向けCFR価格は680㌦、満州国境渡し価格は650㌦。同社はこれまで中国向け価格を3月積み40㌦、4月積み20㌦と値上げしてきたが、5月積みは据え置きとした。既にチリ・アラウコ社も中国向け5月積み晒ラジアタパイン(BKP)価格及び未晒クラフトパルプ(UKP)価格を其れぞれ据え置きの690㌦と620㌦と発表、但し、晒ユーカリパルプ(BEK)価格は30㌦値上し750㌦とする。

4月25日付け PPI Globalから抜粋