Archive for 4月, 2007

コート紙米国相殺関税

米商務省は2007年3月30日、中国、韓国、インドネシアからの輸入コート紙(Coated Free Sheet)に対し、相殺関税を発動する仮決定をおこなった。税率は中国のチェンミンペーパーが10.9%、金東ペーパーが20.35%、その他が18.16%となっている。なお、米国は同案件と同時にアンチダンピング調査もおこなっている。
米国の2006年コート紙国内需要は569万6千トン、一方、国内生産は463万6千トンで、すべて国内需要にまわしたとしても100万トン強はショートすることになる。
輸入は159万2千トン。そのうち、同3国からの輸入は中国からが26万5千トン、韓国が42万7千トン、インドネシアが5万トン、合計74万3千トンとシェアは47%を占める。同3国以外の輸入は、合計で84万9千トン。そのうちフィンランドからが20万3千トン、カナダが14万4千トン、ドイツ12万3千トン、日本8万4千トンとなっている。
年間100万トン強の純輸入シェアとみると、今回の措置で東南アジアに15万トンから60万トン程度の輸出市場が生じる可能性がある。
当組合では、今後も従来どおり米国輸入動向を適宜報告していく。


中国が2007年加工貿易禁止商品目録を公布

中国商務部、関税総局、環境保護局は2007年4月5日、「2007年加工貿易禁止商品目録」を公布した。
http://www.mofcom.gov.cn/aarticle/b/c/200704/20070404537238.html
目録によると、HS番号で47類(パルプ)と48類(紙・板紙)の大部分の品目が含まれている。これらの品目は、2007年4月26日より、原料を輸入して商品を輸出する加工貿易が禁止される。
ただし、このうち、輸入パルプを全量使用したパルプ(4701-4706)及び国産パルプを使用しない紙・紙製品(4801-4816)の輸出は除外される。


韓国白板紙統計について

新聞既報のように、
http://www.nikkei.co.jp/news/kakaku/20070411d1j1100811.html
韓国からコート白ボール=塗工白板紙(その他)の輸入が急増している。しかし、韓国製紙協会の統計によると、2006年の塗工白板紙輸出量は64万2,196トンで前年比は5.2%減となっている。中国の国内自給率の上昇によって同国の2006年輸入が74万1,175トン(同18.7%減)と大幅に減少し、韓国からは13万6,042トン(同25.3%減)と輸入シェアを落としている(中国通関統計)。中国の同輸入は2007年1月にも前年比7.6%減と減少が続いており、この傾向が続くとみられる。


米国2007年2月コート紙輸入統計

米商務省発表の通関統計によると、中国からのコート紙輸入は2007年1-2月の累計が3万1,015トンで前年比は2.5%減となった。2月単月の実績は前年比増となったが、旧正月が月後半にずれ込んだこともあり、これらが一連の米政策による影響かどうかは不明。


中国、輸出税還付を一部再開

中国商務省は4月13日、先に発布された中国「加工貿易禁止類目録」のなかで、「全量輸入パルプ使用の紙品」を除外するとの条文について、部分的な輸出税還付の再開であると表明した。中華紙業網アナリストは、米国相殺関税の影響による輸出減少に対抗するものとの見方を示している。
http://www.cppinet.com/china/news/7/2007416123725.html


中国が電解コンデンサ紙の反ダンピングを最終決定

中国商務省は4月17日、日本の電解コンデンサ紙に対し、アンチダンピング認定の最終決定を下した。2007年4月18日より5年間、15%から40.83%のアンチダンピング税が賦課される。品名は”paper for electrolytic capacitor”、HSコードは”48059110″。
http://www.mofcom.gov.cn/aarticle/b/c/200704/20070404577277.html
2006年の中国向け輸出は、1万869トン(前年比2.6%増)でシェアは44%、金額は16億3千万円(同14.3%増)となっている。(通関統計)


財務省通関統計発表日の変更について

2007年4月より、財務省の通関統計発表日が変更になります。従来、輸入、輸出に分けて発表されていましたが、月末日の前日(営業日ベース)に同時に発表されることになりました。貿易統計ホームページにデータが更新されるのは午前9時45分ですが、当組合では従来の速報およびデータベース(組合員のみ)を当日午前11時頃にホームページ
http://www.jpeta.or.jp
にアップロードする予定です。なお、「紙・板紙輸出入動向」は、翌日にメール配信(組合員のみ)いたします。


スウェーデン中質コート紙輸出動向

ユーロの対外レート高により、ユーロ通貨国の輸出が影響を受けるなか、自国通貨のスウェーデンが域外向けの輸出を伸ばしている。同国の2006年中質コート紙の輸出合計は85万2千トンで前年比は2.1%増。そのうち、EU域内27か国向けは58万6千トン(同4.8%減)と減少。一方、域外向けは26万7千トン(同21.6%増)と急増した。とくに、日本向けが前年の約4倍と顕著に増加した。(Eurostat)


日本紙類輸出・輸入組合員


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