米国コート紙平判市場、輸入関税賦課で仕入先変化

米国コート紙平判市場は2006年まで増加を示しピーク時で200万トン以上を記録。2007年から140万トンまで減少したが、現在150万トンまで回復した。需要の多くは雑誌、カタログ、チラシ等の用途に支えられ、今後はデジタル印刷分野で多少期待できるが、伸び率は年1-2%(年1.5-2万トン)程度。市場自体長らく輸入紙のシェアが高く、中国やインドネシア勢が参入前は40%程度を韓国、日本及び欧州勢が占めていた。2009年に中国とインドネシアは最高で30%の市場占有率を確保。しかし、関税導入後(反ダンピング、相殺関税)、両国のシェアは30%から2010年に約6%まで下落し、2011年には零となる見込み。2010年中国やインドネシアからの輸入量が減少し国内品のシェアが55%に増加、2011年には多分60%程度に上昇すると見込まれているが、米国メーカーとしてはそれほど供給余力がない状態。一方、韓国や欧州品(特にドイツ)が反動でかなり増加しており、価格水準も中国品と同等。米国メーカーは昨年秋に値上げを試みたが、トン当たり20ドルと他の品種の上げ幅からはかけ離れた低い水準であった。中国やインドネシアの輸入コート紙関税賦課決定は国内メーカーの窮状を十分改善するに至っていない。
 
2011 January、 Pulp & Paper International から抜粋

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