Archive for 2月, 2014

北米では2011年以降、紙・板紙計5.14百万トン分の抄紙機が永久停止

2013年北米での紙・板紙生産能力の永久停止分は1百万トン弱であるが、もしIP社が
昨年9月に発表したCourtland工場の停止分984,000トンが2013年分に含まれると総計
1.5百万トンの減少となる。2011年に1.46百万トン、2012年に2.14百万トンが既に停
止しており、来週には2011年以降合計で5.14百万トンが永久停止することとなる。こ
のうち80%は北米、20%がカナダである。2011年1月から停止した分の72%は筆記・印刷
用紙と新聞用紙用抄紙機である。この主な原因は昨今のデジタル技術により、紙需要
が減少していることにある。

2月2日付RISIより抜粋


米国 筆記・印刷用紙の2013年12月出荷は前年同月比2%増加

米国森林製紙協会の発表によると、筆記・印刷用紙の2013年12月出荷は前年同月比2%
増となった模様。但し、非塗工上質紙は増加したがコート紙は減少している。各グ
レードの内訳は以下の通り:

非塗工上質平判: 過去6カ月で4回前年同月を上回り12月は前年同月比4%増となった
が、通年では前年比2%減少となった。

上質コート紙平判: 2013年12月は前年同月比4%減少、通年でも前年比2%の減少。

非塗工中質紙: 2013年12月は前年同月比12%増加、前年同月比では4カ月連続の増加。

中質コート紙: 2013年12月の出荷数量は244,500トンで前年同月比1%減少、通年では
9%の減少。

2月2日付RISIより抜粋


Stora Enso社フィンランドVeitiluoto工場コート紙19万トン、抄造停止へ協議開始

Stora Enso社は、欧州における雑誌需要の減退による構造的弱体化のため、フィンラ
ンドVeitsiluto工場の1号機(80〜115gsm、年産19万トン、オフセット・グラビア印
刷用紙)コート紙抄紙機永久停止につき従業員代表と労使協議に入った模様。これに
より従業員90名に影響が出ると予想される。この停止による減少分はStora Enso社の
中質コート紙生産能力の約15%、欧州全体で2%に相当する。これらの減少分は同工場
の5号機(年産265,000トン)とドイツKabel工場の495,000トンの抄紙機でカバーする
ことになる。

1月31日RISI WEEKLY NEWSより抜粋


欧州 非塗工上質紙は12月増加、一方コート紙は減少

全欧州のコート紙の2013年12月の出荷数量は前年同期比1.3%減少御の495,000トンと
なった。そのうち欧州域内は393,000トンで0.1%の減少に留まったが、域外への輸出
は5.6%減少の102,000トンであった。一方、12月の非塗工上質紙出荷数量は前年同月
比4.3%増の552,000トンで、そのうち欧州域内向けは4.2%増の444,000トン、また域外
への輸出も4.8%増の108,000トンに増加が加速している。

1月31日付RISI WEEKLY NEWSより


ブラジル 2013年パルプ生産は7.3%、紙は1.6%、輸出金額7.5%ぞれぞれ前年比増加

2013年ブラジルのパルプ生産量は15百万トン、紙生産量10.4百万トンとなり、輸出金
額は71億ドルとなり前年比7.5%の増加となった。パルプの輸出数量は9.4百万トン、
紙輸出数量は1.8百万トン。同国の主なパルプ輸出先は欧州向けで約40%を占めてお
り、中国30%、北米地域20%と続いている。紙については輸出金額は19億ドルで前年比
1%増、主要市場向け比率は欧州向け14%、南米向け13%。北米向けは前年比35%の成長
を示している。

2月3日付RISIより抜粋


2014年の北米新聞用紙輸出予測

PPIの観測によると、2013年北米新聞用紙メーカーの輸出数量は2百万トンで2012年比
12%増であるが、2011年の2.4百万トンに比較すると大幅減少である。一見すると成長
の余地があるようだが、世界市場での新聞用紙需要をみると北米、西欧、中国及び日
本といった成熟市場以外で2011年水準から約50万トンが減少していることになる。過
去においては北米メーカーの輸出数量は20万トンと二桁の成長を示したこともある、
世界的経済環境による過去3年の減少傾向から回復し2014年は新興市場向け需要で
117,000トンが期待されている。但し、輸出の成長を持続するには新興市場だけなく
更に市場開拓が必要となるだろう。

1月31日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋


米国 Gould Paper社、テキサス州ヒューストンのBosworth Papers社を傘下に

米国テキサス州で紙販売3店舗の他にヒューストン、オースティン、サンアントニオ
に配送拠点を有するBosworth Papers社をGould Paper社が買収したと発表した。
Bosworth社はGould社ダラス地区の子会社Western-BRW Paper社の販売会社として機能
することになり、社名はそのまま使用する。Bosworth社はテキサス州の90年に及ぶ老
舗企業で、今回の合併は両社の戦略的な適合や、サンアントニオ地区での販路開拓に
繋がる高いシナジー効果と将来の成長が期待される、と同時に両社へのメーカーの更
なるサポートが期待される、としている。

2月3日付RISIより抜粋


米国 ウェアハウザー社、米国・欧州向けフラッフパルプ価格40ドル/トン値上げ

ウェアハウザー社は米国及び欧州ユーザー向けに2月1日よりフラッフパルプ価格を40
ドル/トン値上げすると発表した。リスト価格は1,000ドル/トンとなる。これは
International Paper社とDomtar社の値上げ発表に続くもので、両社は40ドル/トン
の値上げを既に発表していた。IP社はリスト価格は明示していないが2月1日より新価
格、Domtar社は2月1日より40ドル/トン値上げして1,000ドル/トンの新価格リスト
を設定している。

2月3日付RISIより抜粋


ブラジル 2013年グラフィック用紙の貿易収支は269.5百万ドルの赤字

ブラジルの印刷産業は依然として販売数量と健全な利益確保に苦しんでいる半面、輸
入グラフィック製品は引き続き大きく入り込んでいる。2013年の書籍・雑誌などの出
版用紙輸入数量28,000トンにより貿易収支は269.5百万ドルの赤字となった。これは7
年連続の赤字で、輸出金額279.1百万ドルに対し輸入金額548.6百万ドル、数量で
88,400トンの輸出に対し、輸入は101,500トンに達している。輸入品の減少と国内印
刷産業保護のため、ブラジルグラフィック協会は国内産業優先法の承認を政府と交渉
している。

2月4日付RISIより抜粋


ブラジル 2013年パルプ輸出数量は前年比10.8%増の9.43百万トン

ブラジル紙パルプ協会によると、同国の2013年度の晒ユーカリクラフト(BEK)パルプ
輸出数量は前年比10.8%増の9.43百万トンであった。パルプ全生産量は7.3%増の14.9
百万トン、一方輸入は4.6%増の430,000トン、国内販売は1.65百万トンで前年比0.4%
減少。結果、BEKパルプ消費量は2.1%増の5.99百万トンとなった。

2月4日付RISIより抜粋


米国 International Paper(IP)社の2013年第4四半期営業利益は20.3%増の367百万ドルを記録

IP社によると、2013年第4四半期の営業利益は前年の305百万ドルから大幅に増加して
367百万ドルとなった模様。通年では2012年の12億ドルから14億ドルに増加。2013年
総売上額は291億ドルで2012年の278億ドルから4.7%の増加となった。これは主要部門
での利益率拡大が寄与したもので、同社は2014年も更に成長する状況にあるとしてい
る。

2月4日付RISIより抜粋


南米 ベネズエラPulpacaプロジェクト、2015年に再延長

ベネズエラ政府は、2013年中頃の稼働開始を目指していたEBS-Pulpaca(紙パルプ)
工場プロジェクトを、建設遅れのため2015年下期に延長すると発表した。これは5回
目の延期発表。投資金額の上昇も一因で、現在の建設費用は22億ドルと見積もられて
いる。現在の進捗状況は約54%で、原料倉庫は既に完成、製品倉庫も基礎は100%完
成、他の倉庫用建築も50%程度完成、更に電力供給の為の変電設備も建設中とのこ
と。 新工場にはVoith社の新聞用紙抄紙機とAndritz社のサーモメカニカルパルプ製
造ラインが導入される予定で、これらの設備は既に工場敷地に到着している。新工場
の生産量は新聞用紙とBCTMパルプで年産50万トンを予定している。

2月4日付RISIより抜粋


メキシコ Kimberly-Clark社、2013年堅調、2014年も明るい展望

メキシコKimberly-Clark社の2013年度業績は、第4四半期の厳しい状況にも拘わらず
通年では好業績であった。過去数年は環境への投資などもあり厳しい状況にあった
が、2013年は数量、販売金額、利益共に最高で、売上は前年比12%増加し、46億ペソ
(348.9百万ドル)に達している。ティッシュプラントや新製品への増設など本年は
設備投資に150〜200百万ドルを予定している。メキシコ経済も堅調に推移すると思わ
れることや購買意欲も上昇することが期待されることで、本年は同社にとって明るい
見通しである。

2月6日付RISIより抜粋


ロシア、WTO合意に反し、紙類輸入関税見直しへ

ロシア、ベラルーシ、カザフスタン各国は、2013年4月20日より2014年1月19日までの
グラフィック用紙と板紙を含む特定の紙類に賦課されていた輸入関税を見直す決定を
した。3カ国で構成している関税同盟が1月29日に決定、3月1日より実施される。対象
となるのはコート板紙、上質コート紙、製函用板紙、液体包装用板紙で、ロシアが
2012年4月実施でWTO(世界貿易機関)メンバーとして5%で実施されていたもの。軽量
コート紙(LWC)は3月1日より5%から10%へ、コート板紙は5%から本年1月20日までは
15%へ、その後3月1日に10%へ変更される。これは国内産業保護の為としている。

2月5日付RISIより抜粋


トルコ EKA Paper社年産38,000トンのティッシュペーパ−製造設備、2015年中頃稼働開始

トルコ、EKA Paper社は同国での主な業容拡大計画を発表した。同社は8年来の中質紙
メーカーであるが、2年前から設備投資を始め2014年からティッシュペーパーの生産
を開始している。設備はABK-OVERMECHANICA社製で14gsm〜42gsmのティッシュペー
パー、年産30,000トンの生産能力。現在同社は30,000トンのティッシュペーパーと
18,000トンの中質紙を生産している。更に2015年6月稼働を目指して新たに年産
38,000トンの新規ティッシュペーパー設備の導入を始めており、これにより同社の生
産量は年産86,000トンとなる。ティッシュペーパー市場で強固な地位を確立出来ると
している。

2月6日付RISIより抜粋


続報 ドイツ・ケラー社の感熱紙問題で米国上院議員が管理強化を促す

米国商務省のドイツ製紙メーカーに対するアンチダンピング課税の大幅引き下げに対
し、米国上院議員はAppvion Paper(元Appleton paper)社など国内メーカーと従業
員保護のためオバマ政権に上程した。それによると、2013年12月公表のドイツ
Koehler社製品の輸入関税ゼロとする案に対する不服審査で、2013年4月に同社製品へ
の輸入関税75.36%が決定したことと、今回の0%は根拠があまりにも違いすぎるとして
いる。更に商務省に対しても米国法に準拠して、海外品の国内市場でのダンピング販
売などの詐欺的行為について法的権限を履行するよう上程した。海外サプライヤーの
データ秘匿や価格操作で国内品が弱体化していること懸念し、最大限の貿易取引法で
公正な取引を確保する目的。今後の動向に注目したい。

2月6日付RISIより抜粋


フランス Stora Enso Corbehem工場取得に3社候補に

フランスメディアによると、北フランスStora Enso社 Corbehem工場(LWC, 33万邸
の取得に3社が候補にあがっている。フランス産業復興省はこの1週間でタイの上質紙
メーカーDouble A社を含み、可能性のあるバイヤーの工場視察を手配した。Stora社
はこれらの候補社の関心表明を歓迎しており、同工場の長期発展のための明確な戦
略、信用取引計画など必要条件提示を希望している。同社は当初2012年10月に同工場
の売却先を探ったが、本年6月閉鎖を従業員へ説明し対応を開始したのは1月21日であ
る。取得への正式なオファーはまだ出ていない模様。

2月6日付RISIより抜粋


International Paper(IP)社Courtland工場最後の2台抄紙機完全操業停止

同社Courtland工場の平判上質紙とコート紙(年産1百万トン)の操業を2月1日〜2日
で完全に停止した。2台の抄紙機は同工場最大の抄紙機で、上質平判550,000トンを製
造していた。最初の2台は昨年11月に操業停止していた。同工場の生産能力は上質平
判765,000トン、コート紙185,000トンであった。今後は小規模でよりコスト効率の高
い製品ビジネスへシフトするとしている。

2月6日付RISIより抜粋


フィンランド UPM社Kymi工場パルプ設備に1憶5千万ユーロ投資か

地元紙によると、UPM社はフィンランドKouvolaのKymi工場でパルプ乾燥設備改造と搬
送設備拡張に1憶5千万ユーロ(約2億3百万ドル)を投資すると報道したが、最終決定
は出ていない模様。UPM社は昨年第3四半期の財務結果からみてもこの改造計画を確認
しており、パルプ4工場で実施したいとしている。改造結果で向こう3年以内にパルプ
生産能力は現在の3.3百万トンから10%増産出来ると見込んでいる。

2月6日付RISIより抜粋


欧州Kライナー価格下落、ほぼ底値

海外サプライヤーの攻勢と不需要期もあり、未晒Kライナー価格は1月も軟化してい
る。昨年8月以来下落し続けており、2月も同様の予想。欧州大陸では1月は10〜20
ユーロ/トン下落でイタリアが最大の下落。ドイツとフランスでは175gsmが
Free-Delivered, 575〜595ユーロ/トンに対しイタリアは490〜530ユーロ/トン。一
方英国は欧州メーカーの価格下落は小さく5ユーロ/トンの微減で445〜475/トン。
価格下落の原因は北米及びオーストラリアなど海外メーカーからの大量流入のため
で、2月も海外品は更に5〜10ユーロ/トン下落、欧州品も同様に下落が予想される。

2月6日付RISIより抜粋


タイ SCG Paper、30万トン再生段ボール原紙抄造機設置開始

タイ、SCG Paper社はBanpong工場に年産30万トンの再生段ボール原紙抄紙機設置を開
始した。同工場16号機でValmet製、7.25M幅、設計速度1,300M/分、主要生産品種は
90gsm〜150gsmの再生ライナー。昨年12月に工場に到着、今月の設置開始となってい
た。Andritz社が日産1,200トンの段ボール古紙による再生ラインを供給、古紙は国内
で調達する。国内及び近隣諸国の紙器用板紙需要増への対応で、SCG社の拡張計画の
一環である。

2月7日付 RISI WEEKLY NEWSより抜粋


ブラジル Ipel社26,400トン新ティッシュマシン4月稼働予定

ブラジルのティッシュメーカーのIpel (Indaial Papel Embalagens)社は、新マシン4
号機の稼働を4月に開始すると発表した。当初2008年に発表した本プロジェクトはよ
うやく動き出す。新マシンは年産26,400トンで現在の同社の生産量24,000トンの倍以
上である。設備はブラジル最大の食品メーカーであるHergen社が供給、4.88M幅ヤン
キーロール、速度2,000M/分。

2月9日付RISIより抜粋


米国 上質紙メーカー第二弾の値上げの動き

この4年間の需要と供給のバランスの面からメーカーは強気の姿勢であり、Domtar社
とBoise社を含む、国内全生産量の3分の2を占める少なくとも8社以上が北米地区で3
月3日出荷分より非塗工上質平判価格の70ドル/トンの値上げを打ち出した。米国で
ここ半年で2回目の値上げとなる。オフセット印刷用途が70ドル、オフィス用カット
判が50ドル/トンの値上げ。IP社の765,000トンの生産停止などで昨年は全米の約
10%(およそ1百万トン)の生産量が減少しており、3月の値上げが通れば4年間で最
大の値上げとなる。

2月9日付RISIより抜粋


米国 極寒が東部紙パルプメーカーを直撃

米国中西部、東部及び南東部地区はこのところの異常なまでの積雪など極寒の天候に
よる出荷遅延で、紙パルプメーカーにとって工場維持費や費用面でスポット価格の高
騰を招いている。再生紙、段ボール原紙、クラフト紙及びパルプ市場はこの極寒の気
象により、この10年で最悪の状況にある。北米最大のIP社では悪天候の影響で1月は
生産量約4万トン分が逸失し、2月の製函ビジネスにも影響。これは同社の第1四半期
で4千〜5千万ドルの売上に相当する、このうち約2千万ドルは天然ガスの高騰によ
る、としている。

2月9日付RISIより抜粋


チリ Arauco社パルプ増産プラント計画が承認され1.28百万トンに

チリ環境評価委員会は2月5日、Bio Bio地域のArauco社パルプ工場の増産計画を承認
した。同工場の現在の生産能力は晒ユーカリパルプ(BEK)の786,000トンだが、増産後
は年産2.1百万トンになる。投資額は21億ドル。本プロジェクトの同委員会への申請
は2012年4月でようやく認可されたもので、建設開始から約2年での操業開始を目指し
ている。

2月11日付RISIより抜粋


インド JK Paper社、西アフリカ、シエラレオネ共和国(Sierra Leone)の紙パルププラントに17億ドルの投資を検討

インドをベースとする多国籍企業であるJK Paper社は、西アフリカのシエラレオネ共
和国の農業分野に約17億ドルの投資で最終段階に入った。同社の調査チームは1月同
国に入り、同国の気候、土壌、紙パルプ生産の為の10万ヘクタールの木材栽培環境な
どのフィージビリティ・スタディを行った。これは同国のアーネスト・コロマ大統領
による同国開発アジェンダに沿ったもの。

2月11日付RISIより抜粋


米国 IP(International Paper)社、2013年第4四半期の段ボール原紙を322,000トン減産

IP社は季節要因から受注数量と生産数量の調整のため、主要段ボール原紙マシンを昨
年第4四半期322,000トン減産した。そのうち276,000トンは市場動向による生産調
整、残り46,000トン分は機械補修のため。市場動向による停止分のコストは35百万ド
ルに相当する。北米地域での紙器産業の営業利益は好調な需要に支えられ、前年第4
四半期の41.7%増となる479百万ドル、通年でも41.9%増の18億ドルであったことか
ら、これらの調整は戦略的と思われる。

2月10日付RISIより抜粋


米国 PaperWorks社Phoenix紙器工場閉鎖

PaperWorks社はアリゾナ州Phoenix紙器工場を閉鎖すると先週発表した。11万ft2の元
Rosmar工場で91名の従業員に影響が出る。Phoenix工場の設備(プレス機3台、ダイ
カッター4台、貼合機7台)は他の工場に再設置される予定。同工場は2011年初めに
Rosmar社から買収していたもの。北米地区顧客へのより良いサービスの提供のための
事業統合であり、従来の品質で他の複数の工場からも提供出来るとしている。

2月10日付RISI及び同社HPより抜粋


四川省宜賓造紙、35万トン紙器用板紙抄紙機設置開始

中国四川省、宜賓造紙は宜賓市のグリーンフィールド工場で、年産35万トンの紙器用
板紙新型抄紙機の設置を昨年12月末に開始、本年6月末の試運転を目指している。抄
紙機はChina Paper Equipment社製で速度900M/分、日産能力1,050トンで食品用紙器
を生産予定。更に同社では新設備として95,000トンの竹パルプ製造ラインと68,000ト
ンの機械パルプを計画しているが、時期は未定。

2月12日付RISIより抜粋


為替の影響でアルゼンチン向け輸出大幅ダウン

アルゼンチンの輸入紙販売業者は為替の乱高下による極めて不安定な状況のため、得
意先への供給危機に直面しており、実質取引停止の状態にある。1月24日には$1/6.89
ペソが7.93ペソに一日で15%も下落するなどで、同国向け輸出業者にとっては最悪の
状況にある。2013年の同国の紙輸入数量は既に下落しており、筆記・印刷用紙は前年
比10.6%、板紙も8.4%減少している。ブラジルメーカーにとってアルゼンチンは主
要輸出相手国であるがこの状況では他国向けへ振り替えざるを得ない状況である。

2月12日付RISIより抜粋


スウェーデン 2013年紙・板紙・パルプ生産減少

スウェーデンの2013年度紙・板紙生産は前年比5.6%減の10.8百万トン、最大の減少
は新聞用紙で前年比22.6%減の1.6百万トン。段ボール原紙と紙器用板紙はそれぞれ
前年比1.0%、0.2%と僅かながら増加している。一方、パルプ生産量は前年比2.6%減少
の11.7百万トン、その内の65%を占める化学パルプは0.5%増の7.6百万トンと僅かに増
えた模様。

2月12日付RISIより抜粋


EC(欧州委員会)は英国Chesapeake社と米国MPS社の合併案件を承認

EC(European Commission=欧州委員会)は、英国パッケージング会社Chesapeake社と米
国のMulti Packaing Solutions(MPS)社との合併がEU(欧州連合)の合併規定で承認さ
れたと発表した。両社の製品の重複は極めて少なく競合の懸念もないと判断したと説
明。両社とも私企業で合併は対等合併。この合併の最大の目的は、印刷ベースの特殊
包装分野で売上金額14億ドル、全世界の従業員7,000名、3大陸に50以上の生産設備を
有する世界企業を目指す。

2月12日付RISIより抜粋


インドネシア APP (Asia Pulp & Paper) 社、上質紙、コート紙、塗工板紙値上げへ

APP社は多くの製品でかなり大幅な値上げを直ちに実施すると発表した。値上げは全
世界の工場製品の大多数の市場向けで、上質紙とコピー用紙が50ドル/トン、得意先
によっては70ドル/トンもある。コート紙及び塗工板紙はもそれぞれ50ドル/トンの
値上げとなる。今回の値上げは、燃料費や原材料費、人件費増によるコストアップの
ためとしている。

2月13日付RISIより抜粋


APRIL (Asia Pacific Resources Int’l)社は35万トンの液体包装用板紙生産設備導入進行中

APRIL社は山東省日照市の同社工場に新たに年産35万トンの液体包装用板紙生産設備
導入を進めている。同社によると、設備導入開始は昨年8月で、今年6月末までには新
マシンの試運転を開始する予定。新マシンはVoith社製で食品や飲料などの液体包装
用板紙抄紙機。新マシンの入る建屋は厳重な空気浄化システムを採用、製造過程での
粉塵やバクテリアを完全にシャットアウトする。Stora Enso社も同様のプロジェクト
を計画しているが遅延しており、APRIL社が中国での最初の設備として進行してい
る。

2月13日付RISIより抜粋


続報 ブラジル段ボール原紙、2014年の出荷も順調で前年同月比1.8%増加

ブラジル段ボール工業協会の速報によると、2014年1月の全国段ボール原紙出荷数量
は278,259トンで前年同月比1.83%増、2013年12月実績比では6.83%の大幅増加で2014
年も順調なスタートを切った模様。2013年の販売実績は3.4百万トンで前年比2.1%の
増加であった。

2月14日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋


中国向け米国段ボール古紙輸出比率2013年は25%に低下

過去4年間で3回目だが、2013年の米国の中国向け古紙輸出は減少、段ボール古紙は
2012年比928,000トンの減少となった。中国向け古紙総輸出数量は2011年の15.77百万
ST、2012年の15.64百万STから2013年は14.59百万STに減少している。一方、中国から
の古紙輸出数量も7.4百万STに減少しているものの過去4年ではかなり増加している。
中国向けとしては2009年以来2.77百万STが増加したことになる。2013年度の中国は米
国段ボール古紙輸出数量の76%を購入している。米国にとって2番目の市場であるイン
ド向けは7.6%である。

2月16日付RISIより抜粋


浙江永泰紙業、再生段ボール原紙生産へ

中国浙江省富阳市の浙江永泰紙業は、多様化する需要に対応するため、合わせて年産50万トンの再生段ボール原紙抄紙機を2台導入する。5.65M幅、ワンダー2機の新マシンはChina Paper Machineryとの間で既に契約完了。同地域の大多数の小規模工場は、廃棄物処理などが不十分のため長年に亘り公害などの環境問題を抱えていたが、富阳市最大の板紙メーカーである同社のこの2台の新設備導入は紙パルプ産業への地位向上の意味もあり、同市としても旧来型の小規模企業を閉鎖する一方、同社のような大メーカーの業容拡大へのサポートを始めている。

 

2月14日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋


米国 First Quality社、2016年末までに新規ティッシュマシン稼働で年産能力50万トンに

First Quality Tissue (FQT)社は空気乾燥技術によるティッシュペーパー抄紙機を2
台新設すると発表した。新マシンは年産7万トンで向こう2年半以内に2台導入する。
現在、同社は北米8番目のメーカーで生産能力は同技術の4台のマシンで計28万トン、
新マシン増設後の2016年末には年産50万トンとなり、ティッシュメーカーランクでは
Clearwater Paper社とKruger社より上位となる。1台は2015年第3四半期に、もう1台
は2016年第3四半期の稼働予定で、設置工場はこの1ヶ月以内に決まる模様。

2月17日付RISIより抜粋


韓国 Hansol Paper上質コート紙輸出価格値上げへ

韓国最大の紙・板紙メーカーであるHansol Paper社は上質コート紙輸出価格の値上げ
し直ちに適用すると発表した。値上げ幅は片面コートを含む上質コート紙で大多数の
市場向けで50ドル/トン。値上げの理由については、原燃料費、薬品、原材料のコス
トアップのためと説明している。ここ数カ月はこれらのコストアップによる採算性の
悪化を改善努力でなんとかしのいできたが、ビジネス継続の為やむを得ず今回の値上
げに踏み切った。

2月17日付RISIより抜粋


米国 2013年度Domtar社とIP社の非塗工上質紙平判出荷数量は前年比4%減少

北米で約60%のシェアを持つDomtar社とInternational Paper社の非塗工上質平判の
2013年出荷数量は、Domtar社が第3国からの数量282,000トンを含め3.54百万トン、IP
社が国内分で2.5百万トンであったと発表した。IP社は2012年合計比4.2%減少、
Domtar社も3.8%の減少。2013年北米の非塗工上質平判需要は前年比1.4%減少。一方、
Domtar社の約20%、IP社の約30%の規模であるGlatfelter社は同特殊紙で前年比1.4%増
である。Domtar社のコメントでは2014年は2013年並みを期待するも、需要は減少傾向
にあり長期的には減少するだろうとのこと。2012年までの15年で北米市場向け出荷は
平均年率2.8%減少している。

2月17日付RISIより抜粋


インドネシア Oki Pulp & Paper社、Andritz製高エネルギー回収ボイラー設備導入へ

世界的技術企業Andtirz社は世界最大の回収ボイラー設備をインドネシアOki Pulp &
Paper社より受注した。2016年第2四半期の稼働予定で、総額1億2千万ユーロ。 高エ
ネルギー回収ボイラーの能力は、現在世界で稼働しているボイラーの性能の約50%
アップで、黒液(廃液)の燃焼能力は一日当たり11,600トンに上る。従来の設備より
高温・高圧による最大限の熱効率を発揮する最先端のボイラーで、パルプ工場にとっ
て最大限環境に優しい発電を可能とする設備である。

2月17日付RISIより抜粋


米国クラフト紙メーカー50ドル/トン、3月値上げへ

北米の大多数の主要クラフト紙メーカーはそれぞれの顧客に対し、3月前半の50ドル
/トンの値上げを通告した。Graphic Packaging社、Georgia-Pacific(GP)社、IP社に
加えて北米最大のメーカーであるKapstone社を含む各メーカーで、Kapstone,、GP、
Graphic Packaing社で国内クラフト紙生産能力の3分の2を占めている。最初の値上げ
通告を行ったKapstone社は3月1日出荷分より全品種に対し、Graphic Packaging社は3
月3日出荷分より、GP社は3月10日出荷分より、IP社は3月3日出荷分よりそれぞれ値上
げを適用する。各メーカーとも晒クラフト紙は70ドル/トンの値上げとなる。

2月17日付RISIより抜粋


ポルトガル Caima Industria社、新規パルプ設備導入

ポルトガル、Caima Industria社はValmet社のパルプ設備を新規に導入、現在の漂白
プラントを再構築する。Valmet社のパルプ設備の知識とノウハウを集結した高品質の
溶解パルプを生産、成長する世界市場に進出する。稼働開始は2015年第1四半期内と
している。設備に関する費用は明らかにしていない。Valmet社は設計、機械本体や補
助設備の供給、設置を行う。新マシン稼働によりCaima社は年産105,000トンの高品質
無塩素溶解パルプの生産を予定している。

2月17日付RISIより抜粋


欧州 1月のパルプ在庫及び消費量増加

欧州の1月度パルプの消費量は大幅増加、同時に在庫も増えている。在庫数量は前年
比2.4%増の651,707トン、一方消費量は16%増の980,595トンとなった模様。LBKPの在
庫は前月比若干の増加で373,804トン、NBKPは12月の236,610トンから6.4%増の
251,853トンとなっている。通年ベースでの在庫は2013年1月比2.8%減少、消費量は0.
9%増の989,294トン。1月在庫は21日分に相当、前月より1日分の増加となっている。

2月18日付RISIより抜粋


米国 Sonoco社、非塗工再生板紙価格値上げへ

Sonoco社は、北米・カナダ向けの同社の非塗工再生板紙全品種に対し3月3日出荷分よ
り30ドル/トン値上げすると発表した。今回の値上げは薬品、運賃や原燃料費などこ
こ数カ月の製造コストの大幅アップに対応するためとしている。更に原料不足や寒波
による原材料価格の高騰も引き金となっている。Sonoco社は13工場で年産1百万トン
の生産量を有する、北米及びカナダ最大の非塗工再生板紙メーカーである。

2月18日付RISIより抜粋


ブラジル リアル安のため段ボール原紙輸出増加、原紙メーカーも輸出増へ

対ドルのブラジルリアル安で紙器用板紙メーカーは輸出を増加している。ブラジル紙
パルプ協会のデータによると同国紙器用板紙の2013年12月の輸出数量は前年同月比
63.6%の大幅増で54,000トン、2013年通年でも前年比22.8%増の619,000トンとなっ
た。同国最大のサプライヤーであるKlabin社は財務内容改善のため輸出を加速してお
り、既に昨年第4四半期から年初にかけて結果が出ている。同社の2013年度Kライナー
の輸出は前年比4%増の220,000トン、一方国内販売は10%減の157,000トンである。特
に第4四半期の輸出数量は75,000トンで前年同期比47%と大幅増、一方国内は17%減の
41,000トンであった。

2月18日付RISIより抜粋


メキシコ向け米国古紙価格上昇

今月に入りメキシコでの米国古紙価格が上昇している。最も使用量の多い段ボール古
紙は1月から2月にかけて10ドルupのFOB価格120ドル〜125ドル/トンで交渉中。その
他、中白古紙が20〜30ドルupの255〜265ドル/トン、上白古紙が10ドルupで350〜360
ドル/トン、オフィスミックス古紙が10ドルupの155ドル/トンでの交渉。値上げの
要因は寒波のためメキシコ向け鉄道車両での出荷が困難であることが上げられる。新
聞古紙は70ドル/トンで今月は変わらず。2013年のメキシコの米国からの古紙輸入は
1.05百万トンで、上物古紙は492,000トンで前年比8.7%増、一方段ボール古紙は前年
比26.6%の大幅増加で331,600トン。

2月18日付RISIより抜粋


米国 Caraustar社再生板紙と加工製品値上げへ

北米最大の再生板紙・加工板紙製品の一貫メーカーの一社であるCaraustar社は、再
生板紙を30ドル/トン、紙管やコア、保護包装製品を含む加工板紙全製品を5%値上げ
すると発表した。再生板紙は3月10日出荷分より、加工製品は4月7日出荷分より全工
場分で適用する。今回の値上げは原燃料、運賃、原材料の上昇によるコストアップに
対応したもの。同社は古紙配合率100%の再生板紙及び加工品の北米最大の総合メー
カーの一つであり、The company is a socially responsible corporation, is
committed to environmentally sound practices and is dedicated to providing
customers with outstanding value through innovative products and services.環
境に配慮した企業を実践し、革新的な製品やサービスを通して顧客への高い企業価値
の提供を行っている。 Caraustar has developed its leadership position in the
industry through diversification and integration from raw materials to
finished products.

2月19日付RISIより抜粋


Graphic Packaging社は英国のBenson Groupを買収し欧州市場の事業拡大へ

米国最大の紙器メーカーの一つであるGraphic Packaging社は、欧州子会社を通して
英国を基盤とするBenson Groupの買収に合意したと発表した。買収金額は約165百万
ドル。Benson Groupとは戦略面で完全に一致しており、食品や消費財分野から店舗ブ
ランドまで拡大し、合併によるシナジー効果で欧州市場での紙器ビジネスで1年半以
内に7億ドルを超える売上高を期待出来る。また現在のGP社の欧州市場での食品・飲
料用紙器で塗工未晒クラフト紙の統合も図れるとしている。

2月19日付RISIより抜粋


フィンランドStora Enso社はポーランドMurow製材所に28百万ユーロ投資し近代化、オーストリーは閉鎖

Stora EnsoはポーランドのMurow製材所の生産能力アップと競争力強化のため28百万
ユーロを投資と、オーストリーのSollenau製材所の永久的閉鎖を計画している。同社
は再生可能資材企業への転換の一部として地理的状況を再考していた。Murow製材所
への投資は、成長している中央ヨーロッパ及び東欧市場で同社の木材製品の提供を更
に発展させることと、当製材所を有望な海外市場への成長をサポートする足場として
活用したいようだ。この投資により、Stora Ensoのポーランド産木材消費量が増え、
同製材所での製材量は年間140,000M3/shiftに増加、更に今後5年で年間400,000M3へ
の増産を計画している。

2月19日付RISIより抜粋


ポルトガル Portucel Soporcel社、同国第2位の紙・板紙輸出企業となる

Portucel Soporcelグループの紙パルプ輸出先は世界5大陸118ヵ国で2013年の輸出総
額は12.15億ユーロに達し、同国第2位の輸出業者となった。また2013年同グループの
海外売上は17.03億ユーロであった。同グループは大部分が国内生産で、多方面に亘
る国内企業からの仕入れなどから最も国民的価値のある輸出企業としての地位を固め
た。欧州及び米国が主要輸出先であり、Setubaiの新工場の効果で基盤が強化された
ことで同グループのポルトガルリーディング企業の一つとなっている。上質紙メー
カーとしては欧州主要メーカーの一つで、世界第6位である。

2月19日付RISIより抜粋


チリ Arauco社中国向け晒クラフトパルプ(BKP)、750ドル/トンに値上げ

世界第2位の市販パルプメーカーのチリArauco社は、中国向け晒クラフトパルプ(BKP)
価格を3月積み分より10ドル/トン値上げして750ドル/トンCFRとすると発表した。
未晒クラフトパルプ(UKP)価格は720ドル/トンのまま据え置く。晒ユーカリパルプ
(BEK)も720ドル/トンで変わらないが、これはリスト価格であり、実質価格は620〜
625ドル/トン。同社の発表が中国での最初の価格情報である。

2月20日付RISIより抜粋


米国Domtar社も中国向けNBSK価格10ドル/トン値上げ

Domtar社は中国向け北米産NBSK価格を3月1日より10ドル/トン値上げし、リスト価格
を780ドル/トンとすると発表した。2月の10ドル/トンアップに続く。カナダと米国
の生産能力は1.5百万トン。NBSK(北部針葉樹晒クラフトパルプ)の他、同社はSBSK(南
部針葉樹晒クラフトパルプ)、SBHK(南部広葉樹晒クラフトパルプ)とフラッフパルプ
の生産もある。

2月20日付RISIより抜粋


ロシア Ilim Groupも中国向けBSKパルプ10ドル値上げで740ドル/トン

チリArauco社、米国Domtar社に続き、ロシアIlim Groupも3月出荷分より中国向け針
葉樹晒クラフトパルプ(BSK)価格を10ドル値上げし、740ドル/トンCFRとすると発表
した。700ドル/トンFOBに相当。この値上げで中国で少なくとも主要3メーカーが3月
より値上げを発表したことになる。

2月20日付RISIより抜粋


河北省義厚成紙業(Hebei Yihoucheng Commodity)、ティッシュペーパー抄紙機稼働遅延

当初の予定では2013年末までに生産ラインに入る予定だったが、寒波のため建設が遅
れたことでティッシュ新マシン稼働は第2四半期に遅れる模様である。新マシンは中
国河北省北部保定市の工場に新しく導入されるAndritz社製で2.85M幅、設計速度
1,650M/分、3.65Mのヤンキードライシリンダーを備え年産25,000トン。同社は紙おむ
つやナプキンなどの不織布メーカーで、長年に亘り同地域の重要な企業であり今回の
ティッシュマシンは同社にとって初めてのマシンとなる。

2月20日付RISIより抜粋


サウジアラビア SPMC社、イタリアRecard社にティッシュマシン改造を依頼

サウジアラビア、SPMC(Saudi Paper Manufacturing Company)社は同社の1号機ティッ
シュマシンの改造を計画しており、現在のツインワイヤータイプから日産能力100ト
ンのクレセントフォーマーラインへの改造をイタリアRecard社に依頼した。Recard社
への改造内容はクレセントフォーマー、ヤンキードライヤー、フード、駆動装置、電
力装置、制御装置の新型への改造及びスリッター・リワインダーのアップグレードな
ど。改造は本年下期からスタートし12月に再稼働予定。改造費用については非公開。
同社は1992年に16,000トンからティッシュの生産を開始し、現在年産は125,000ト
ン。

2月20日付RISIより抜粋


カナダCanforとTolko社、5月1日よりクラフト紙値上げ

北米クラフト紙メーカー各社は50ドル/トンの国内向け値上げを既に発表している
が、カナダの2大メーカーであるCanfor社とTolko社も今週値上げを発表した。両社の
マーケティングパートナーのPremium One Papers社はユーザーに対し晒、半晒、未晒
クラフト紙全製品を5月1日出荷分より50ドル/トン値上げすると発表。米国メーカー
各社の3月からの値上げに追随するもの。各メーカーはコストアップ分をカバー出来
ず、この2~3年値上げを切望していた。

2月23日付RISIより抜粋


米国 Georgia-Pacific社4月に段ボール工場閉鎖

GP社はアトランタ郊外のDorabille段ボール箱工場を閉鎖すると発表した。4月の閉鎖
で、これにより約90名の従業員に影響する。同社は米国内にジョージア州Augustaと
ニューヨーク州Albanuの2つの工場を有しており、Doraville工場分はこの2工場に吸
収されることになる。尚、ライナーと中芯はジョージ錆州Cedar Springs工場で生産
する。

2月23日付RISIより抜粋


カナダ APP関連企業のPaper Excellence社、カナダのパルプ工場を買収か

Asia Pulp & Paper(APP)の関連企業であるカナダの持ち株会社Paper Excellence社
は、Tembec社の休転中のChetwyndパルプ工場を買収する模様。詳細は未発表だが同社
の従業員代表が明らかにしている。同工場の年間生産能力は晒ケミサーモメカニカル
パルプ(BCTMP)約24万トンだが、既に2012年より停止している。Paper Excellence
社は既にカナダで6社を保有しているが、5社が操業中。同社筋によるとChetwynd工場
ではBCTMPに代わってフラッフパルプを1~2年以内での生産開始を計画している。

2月21日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋


永豊余(YFY)中国での4台の新型ティッシュマシン稼働開始遅れる

台湾最大の紙・板紙メーカー永豊余(YFY)によると、中国でのティッシュマシン8機の
うち4機の設置が2~3年遅れるとの見解である。2機は江蘇省揚州市に、あとの2機は広
東省肇慶市に設置し、これら4機は本年後半の稼働開始を予定していた。同社広報に
よると揚州工場への機械設置は本年後半に、肇慶工場は2015年初めとなる模様。4機
は同型機で年産27,000トン、バージンパルプの化粧紙、トイレ紙、キッチンタオルを
生産する。この遅延の理由は明らかにされていない。

2月21日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋


米国 寒波の影響で1月度段ボール箱出荷0.9%減少、在庫は163,000トンに急増

米国東部の厳しい寒波の影響で、1月の米国段ボール箱の出荷数量は前年同月比0.9%
減少、一方段ボールの在庫数量は前月から163,000トン急増した。2004年から2013年
までの10年間の平均在庫数量の119,000トンを1月だけで44,000トン上回る数量であ
る。但し、メーカー在庫全体の10年平均は1月末で2.476百万トンで0.5%の増加に過ぎ
ないものの、段ボール箱の在庫は2011年1月末の最も多かった4.1週分を超え4.4週分
となっている。

2月21日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋


タイ RiverPRO社、サラブリー工場でティッシュ生産開始

RiverPRO Pulp & Paper(RVP)社はバンコクの北80kmにあるサラブリー工場で年産
25,000トンのティッシュ生産を開始した。抄紙機はValmet製でスウェーデンの閉鎖し
たティッシュ工場から買い取ったもので、3.1m幅、運転速度1,200m/分。抄紙機の移
転から再稼働までは1年であった。同社はタイの主要ティッシュメーカーで2工場で4
台の抄紙機を稼働中。その内の1機はAndritz製で2.7m幅、生産能力54,000トン/年。
トイレ用紙、化粧紙、ペーパータオルやナプキンを生産しておりRiverPROは3大ブラ
ンドの一つ。

2月21日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋


続報 米国xpedxとUnisourceの合併効果は年間225百万ドル

IP社傘下のxpedxとGP社傘下のUnisourceの合併による新流通会社でのコスト削減効果
は、IP社の試算によると年間225百万ドルにのぼる。この2大流通会社は本年半ばまで
に合併、以降北米及びメキシコ向けに90〜100憶ドル/年の年商を見込んでいる。両
社の合併効果により、余剰機能や倉庫スペースの統合などのコスト削減とシナジー効
果で2018年までに年間150〜225百万ドルを実現出来るとしている。

2月24日付RISIより抜粋


米国 Verso Paper社、メイン州Jay市に減税を申請

Verso Paper社はメイン州Jay市のAndroscoggin工場でコート紙などを生産している
が、同市に対し税負担軽減救済を求めている。需要低迷と原燃料費の高騰により同社
のBucksport工場が操業停止になったあと、最近になり同市に固定資産税評価額軽減
を申請したもの。同市側はVerso社の事業に期待しており資産評価は適宜行っている
が、今回の申請は衝撃であると言っている。同社のJay市への申請は現在の資産価値
929百万ドルから約半減の460百万ドル。同市はVerso社からの根拠となる詳細な情報
は受け取っていないとのこと。

2月24日付RISIより抜粋


北米 新聞用紙出荷1月8.7%減少

1月の北米の新聞用紙出荷数量は前年同月比8.7%の減少だった。米国が9.8%、カナダ
が1.9%の減少。海外向け出荷は日本以外のアジア向けが25.8%、南米向けが10.3%それ
ぞれ減少したものの西欧向け輸出が98%増加のため、合計では前年同月比8.6%減少と
なった。全体の新聞用紙需要は新聞用途が昨年同月比11.3%%減少、新聞以外で1.3%の
増加のため、合計では9%の減少となっている。全メーカーの稼働率(生産量に対する
出荷量)は87%で前年同月比91%、また在庫は2013年12月末比11.3%増加で前年同月比
からは14%の増加となっている。

2月24日付RISIより抜粋


米国 2014年1月、印刷・筆記用紙出荷数量8%減少

AF&PAの情報によると、2014年1月の印刷・筆記用紙出荷数量は前年同月比8%減少し
た。非塗工上質平判は11%減少、在庫は前月比5%増加、コート紙平判出荷数量は4%減
少で323,000トン、非塗工中質紙出荷は2%減少、中質コート紙出荷数量は231,400ト
ンで前年同月比10%の減少と、4品種全てで前年同月比減少となった模様。

2月25日RISIより抜粋


海外情報: 世界のパルプ出荷・在庫数量情報

PPPC(Pulp and Paper Products Council)の最新のデータによると、全世界の2014年1
月のパルプ出荷数量は前月(2013年12月)の3.932百万トンから13.4%減少の3.405百
万トンとなっている。出荷数量も年初の3.414百万トンから0.3%と僅かに減少。稼働
率は前月の95%から大幅ダウンの82%となった模様。内訳は、針葉樹晒クラフトパルプ
(BSK)が前月の1.849百万トンから1.803百万トンに減少、広葉樹晒クラフトパルプ
(BHK)は前月の1.493百万トンから1.934百万トンに大幅減少となっている。1月末在庫
は前月の32日分から37日分に増加、2013年1月比では1日分増加。

2月25日付RISIより抜粋


アメリカ州:米国クラフト紙1月出荷数量2%増加

AF&PAの最新の情報によると、1月の米国のクラフト紙出荷数量は128.2千トンで前月
比2.2%増加となった模様。但し、前年同月比では晒クラフト紙は51%の減少、未晒ク
ラフト紙は2.7%減少。1月末在庫数量は前月比3.1%の増加となっている。

2月25日付RISIより抜粋


スウェーデン Sodra社Varo工場に40億スウェーデンクローネ投資しパルプ増産へ

スウェーデンSodra社は今週の取締役会で同社Varo工場に40億スウェーデンクローネ
(約6.1億ドル)を投資し、現在の生産能力425,000トン/年から700,000トンに増産
することを決定した。当工場は世界最大の針葉樹硫酸塩パルプ工場の一つである。今
回の決定は世界のパルプ市場が伸長していることで同社の今後の事業拡大の一環とし
て重要な戦略であり、としている。同時にクリーンエネルギー効果拡大から環境保護
にも寄与出来るとしている。順調に行けば2016年第3四半期には稼働する模様。

2月25日付RISIより抜粋


米国 寒波と輸送機関の支障でパルプ出荷遅れ、パルプ価格全般でスポット価格上昇

米国では寒波の影響で輸送機関に支障が出ているため、発注分の出荷が遅れており、
今年に入って4回目の価格上昇となっている。この間の針葉樹は比較的に徐々にでは
あるが、広葉樹は急激な値上げとなっている。北米針葉樹晒クラフトパルプの東部及
び中西部向け標準スポット価格は5ドル値上げでnet価格760〜810ドル/トンで今年に
入って45ドル/トンの値上げとなっている。1月14日以来、隔週で4回の値上げ。2月
と3月出荷分は2月のリスト価格1,010ドル/トンから22%引きである。南部広葉樹晒し
クラフトも5ドル/トンアップの680〜730ドル/トン。

2月26日付RISIより抜粋


トルコ Kipas Group社、40万トン段ボール原紙抄造開始

トルコ南東部に位置するKipas GroupのKahramanmaras工場で年産40万トンの軽量再生
段ボール原紙の試抄を開始した。来週は品質のモニタリングを行う。現在はフルート
の抄造だけでだが3月初めには新品質を提供出来るとしている。1号機で8.6m幅、
70gsm〜200gsmの再生フルートとテストライナー用で、速度1,500m/分。輸出向けは
10~20%で殆どが国内販売ぶ注力する。

2月26日付RISIより抜粋


Nine Dragons (玖龍紙業)中国にて再生フルート抄紙機稼働開始、ベトナム向けは計画を早める

Nine Dragons社は中国四川省楽山市で新たに年産30万トンの再生フルートの生産を開
始した。昨年12月から38号機に改良を加え最終的に1月に起動した。更に同社はベト
ナムにも年産35万トンの再生段ボール原紙マシンを新たに設置する。同機は主にクラ
フトライナーを生産。当初の2015年12月を前倒しして2015年6月の稼働開始を目指し
ている。ベトナムや他の東南アジアの成長に合わせたもので、同国Binh Duong県の工
場に導入する。現在は10万トンの再生段ボール原紙を抄造している。

2月26日付RISIより抜粋


福建省青山紙業、30万トンのDP(溶解パルプ)ライン新設計画

中国福建省青山紙業は莆田市の工場に年産30万トンの溶解パルプ(DP)設備導入のため、13億人民元(約212百万ドル)の投資を募る。出資は10社以内で私募債とする模様。同プロジェクトへの資金注入総額は27億人民元にのぼる見込み。設置場所と生産品目以外の詳細は明らかにされていない。現在の同社は青州市の工場で、DP12万トン、針葉樹未晒クラフトパルプ15万トンと再生段ボール原紙20万トンを生産している。

 

2月26日付RISIより抜粋


東南アジア: インドネシア APRIL社、2014年上半期の混合パルプ生産を抑えるため20万トンの操業停止を計画

APRIL(Asia Pacific Resources International)社は、スマトラ島Kerinciでの混合広
葉樹パルプ生産(MHW)を2014年上半期で20万トンの生産停止計画を発表した。計画で
は広葉樹晒クラフトパルプ(BHK)製造3ラインでのMHWの生産を停止。同工場は年産
2.8百万トンのBHKを生産、一部は非塗工上質紙840,000トンも生産している。パルプ
メーカーの約30%はMHWで残り70%は木材パルプ。アジア地域ではBHKの供給過剰問題に
取り組んでおり、森林管理の観点からも2019年までには木材パルプに移行するという
目標がある。同社はスマトラ島に480,000ヘクタールの森林を保有している。

2月26日付RISIより抜粋


欧州 非塗工上質紙は1月増加、一方上質コート紙は引き続き減少

全欧州の上質コート紙の出荷数量は2014年1月も引き続き減少、一方非塗工上質紙は
引き続き増加となっている。1月上質コート紙出荷は前年同期比3.6%減少して599,000
トン、そのうち欧州域内は4.6%減少の475,000トンで域外への輸出が0.2%減の124,000
トン。一方、非塗工上質紙出荷数量は前年同月比1.4%増の672,000トンで、そのうち
欧州域内向けは2.3%増の578,000トンだが、域外への輸出は3.4%減少し94,000トンと
なっている。

2月26日付RISIより抜粋


ドイツ 2013年紙パルプ生産は概ね安定

ドイツ紙パルプ協会(VDP)によると、2013年の同国紙パルプ生産量は22.44百万トンで
前年比0.7%減少だった。グラフィック用紙の減少傾向は続いており生産量は5.4%減少
で約8.7百万トン、出荷数量も前年比4.5%減少で8.73百万トンで、国内向け4.1%、輸
出5.0%それぞれ減少の4.54百万トンと4.19百万トン。一方包装用紙と板紙は増加して
おり、生産量が2.4%増の10.90百万トン、出荷も2.6%増の10.89百万トンであった。数
量面では概ね安定しているが、金額ベースでは品種により増減があり、全体では前年
比2.3%減少の143億ユーロ(196億ドル)となっている。原料では化学パルプ生産は0.
2%増加の1.6百万トン、機械パルプが2.9%減少で1.01百万トンであった。また再生紙
消費量は1.6%増の16.45百万トンである。

2月27日付RISIより抜粋


スペイン Europac、4月1日よりKライナー価格値上げへ

スペインEuropac Groupは4月1日より全市場でKライナー価格を50ユーロ/トン値上げ
すると発表した。原燃料等の生産コスト上昇と堅調な受注状況から今回の値上げに踏
み切った模様。

2月27日付RISIより抜粋


2014年1月中国、韓国コート紙輸出統計

2014年1月の中国コート紙輸出は合計で11万2,173トン(前年比19.2%増)、そのうち日本向けは2万2,583トン(同2.0%減)、米国は1,842トン(同2.2倍)、EU27か国合計は1万4,921トン(同10.8%増)となった。

2014年1月の韓国コート紙輸出は合計で13万5,342トン(前年比2.6%減)、そのうち米国向けは3万1,239トン(同2.7%増)、日本は1万2,681トン(同32.4%増)となった。

※通関統計は当該国の申告にもとづいて作成されるため、輸出入に対応する月次、品目が一致しない場合がある。HS番号の4810.13,14,19を合算した数量。

2014年1月の中国中質コート紙(HS4810.22,29)輸出は合計で4万3,919トン(前年比22.2%増)、そのうち米国向けは4,485トン、EUは2,643トン、日本は2,999トン(同2.2倍)となった。


ドイツ 2月度新聞用紙値上げ状況

今年に入り主要西欧各国では新聞用紙価格は上昇しているが、ドイツでは2月中旬現
在依然交渉中である。45gsm新聞用紙で495〜515ユーロ/トンでの契約も見られると
の情報もあるが、大手出版社はまだ契約に至っていない模様。メーカーは値上げを強
調するもバイヤーは受け入れを渋っている状況である。交渉中の取引に関しては殆ど
のバイヤーは取引後の価格修正を求めている。一方、英国とフランスでは既に早い段
階で価格交渉があり、1月に20~25ポンド/トン、15~25ユーロ/トン値上げしてい
る。イタリアでも1月末には15ユーロ/トン値上げで決着している。交渉中の国でも2
月末までには大方が若干の値上げで落ち着くものと予想される。

2月27日付RISIより抜粋


ノルウェー、Borregaard社生物学的精製プラントを立ち上げ

ノルウェーのバイオケミカル、特殊パルプメーカーであるBorregaard社はオスロ南部のSarpsborg工場で新たに生物学的精製プラントの立ち上げを表明した。水処理での放出前に精製するシステム。同工場での有機物排出の為の必要酸素量は2013年度は1日あたり76トンだったが、今年はこれを69トンに低減する。2005年から2008年にかけて問題となったジオネラ菌も発生しない。抄造過程で化石燃料に代わり年産35ギガワットのバイオガスを発生、これはCO²換算で8,000トンに相当。更に二酸化硫黄(SO²)と窒素酸化物(NOx)排出量も軽減出来るとのこと。新設備への総投資額は240百万クローネ(約4千万ドル)。

2月27日付RISIより抜粋


ロシア Yeniseyskiy社倒産の危機

現在ロシア投資会社の管理下にあるYeniseyskiy社は財政問題から倒産の危機に直面
している。地方仲裁裁判所は同社の債権者からの申請を受け破産申請の検討を設定し
た模様。同工場はシベリアのKrasnoyaruskにあるが原燃料及び電力コストの支払いの
為のキャッシュ不足に陥っている模様。そのため、2013年12月より操業を停止してい
た。同工場は5台の抄紙機で段ボール原紙、新聞用紙及び包装用板紙を年産230,000ト
ン生産していた。従業員数700名余り。

2月27日付RISIより抜粋


日本紙類輸出・輸入組合員


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