2013年9月 中国、韓国コート紙輸出統計

2013年9月の中国コート紙輸出は合計で12万2,573トン(前年比1.6%減)、そのうち米国向けは1,324トン(同63.5%減)、EU27か国合計は2万1,259トン(同61.1%増)、日本は3万2,263トン(同5.7%増)となった。同1-9月累計は合計で102万5,252トン(前年比8.8%減)、そのうち米国向けは1万1,369トン(同45.0%減)、EU27か国合計は15万7,794トン(同25.6%増)、日本は22万904トン(同31.8%減)となった。

2013年9月の韓国コート紙輸出は合計で14万870トン(前年比4.4%増)、そのうち米国向けは2万8,885トン(同3.0%減)、日本は1万763トン(同1.9%減)となった。同1-9月累計は合計で128万4,237トン(前年比7.2%減)、そのうち米国向けは28万3,748トン(同3.6%増)、日本は9万5,516トン(同14.9%減)となった。

※通関統計は当該国の申告にもとづいて作成されるため、輸出入に対応する月次、品目が一致しない場合がある。HS番号の4810.13,14,19を合算した数量。
2013年9月の中国中質コート紙(HS4810.22,29)輸出は合計で2万1,447トン(前年比43.0%減)、そのうち米国向けは1,437トン、EUは1,298トン、日本は1,124トン(同43.8%減)となった。同1-9月累計は合計で32万5,481トン(前年比20.0%増)、そのうち米国向けは2万4,098トン、EUは3万4,209トン、日本は7,952トン(同82.7%減)となった。

米国 2013年1-7月新聞用紙輸出8%増

米国2013年1-7月の新聞用紙の輸出量は㌦安及びアジア及び新興国からの需要増に支
えられ8%増加した。但し、深刻な生産過剰問題及び米国国内需要の継続減少を解決
するには至っていない。新聞用紙の輸出量は米国生産量の約3分の1と大きな存在だ
が、1-7月間で10万㌧以下の輸出量の増加では2013年に予想される国内消費量50万㌧
減少をカバーしきれず、2013年のメーカー側の供給削減量も50万㌧以下の状態で、結
果として価格は下落傾向。

10月23日付け Lesprom.comから抜粋

オーストラリア 中国製コピー用紙ダンピング調査関連(続き)

オーストラリア・アンチダンピング委員会はオーストラリア国内メーカーAustralian Paper(日本製紙100%子会社)からの申し立てにより10月10日中国製コピー用紙のダンピング調査開始を発表、調査対象期間は2012年7月1日から2013年6月30日又、国内産業に対する損害調査の対象期間は2010年初めから。コピー用紙で寸法A4とA3が対象となる。オーストラリア政府は既に国内産業の損害状況を把握している。Australian Paperによると、中国製コピー用紙により、操業短縮や競争上安値販売を余儀なくされ、再生産用の新規投資、開発もままならない状態。Australian Paperは国内唯一のコピー用紙生産メーカーで、コピー用原紙を年29.6万㌧生産しており、中国側の供給源はUPM社常熟工場で、輸入量の約75%を占めていると主張。但し、中国税関統計では本年1―8月の中国からオーストラリア向けのコピー用紙輸出量は4.7264万㌧で、其のうち4.3933万㌧が常熟品としている。オーストラリア政府はダンピング調査に関し期限を確定していない。

 

 

10月18日付け PPI Asiaから抜粋

スェーデン SCA社ティッシュ事業好調及びコスト削減で利益アップ

欧州の多くの国で経済不振及び商取引が減少している中、SCA社は本年1-9月の実績が
好調であると報告した。純売上高は対昨年同期比7%増、操業利益は22%、純利益は
28%の増加となっている。生産数量の増加や企業買収が売上高の増加に貢献している
一方森林製品部門では負の投資や価格下落により売上高が減少している。テイッシュ
部門は、企業買収、生産量の増加及びコスト削減の恩恵を受け好調で、純売上高は
17%の増加となっている。欧州及び北米市場の伸び及び新興国で需要が好調であった
為。森林製品部門はAylesfordの新聞用紙及びLaakirchenのSC紙向けの負の投資がか
なり影響を及ぼし純売上高は16%減少した。

10月18日付け EUWID PULP AND PAPERから抜粋

フィンランド UPM社ドイツエトリンゲン工場4号機をAviretta GmbHに売却

2013年4月にエトリンゲン工場4号機が永久停止となっていたが、このたびAviretta社
と売買趣意書を締結した。Aviretta社は4号機―能力17.5万㌧でSC紙生産を、能力21
万㌧の板紙製造用に改造し場所を移動せずエトリンゲン工場で生産する予定。

10月21日付け Lesprom.comから抜粋

インド インド製紙メーカーパルプ原料輸入増加へ

インド国内のパルプ原料価格の上昇及び製紙能力の増加により、インド大手製紙メー
カーは海外からのパルプ原料輸入を検討している。製紙大手のITC社、西海岸のJK
PaperやBILTは海外からのチップや原木の輸入を検討し始めており、仮に一定の効果
が得られれば今後継続して輸入する予定。過去5年間、インド国内のパルプ原料価格
は粗倍増し、同時に2008年から2010年の国内印刷筆記用紙能力は160万㌧(従来の能
力の3分の1に相当)増加している。同様にパルプ生産能力は増加しており、JK Paper
は新規21.5万㌧を計画し、目下試運転中。BILT社も新増設設備検討中。インド製紙連
合会によると、過去10年間製紙メーカーは農民の協力のもとパルプ原料用の植林地50
万ヘクタールを確保したが、急激に増加する需要には満足できていない状態。農民側
も農産物価格の上昇で多くの農民が植林用地を食糧生産向けに切り替えている。現在
インドの輸入パルプ価格は㌧当たり630-700ドルで、国内のパルプ原料も同様に上昇
の一途。インド製紙メーカーは経営維持の為どうしても海外からパルプ原料を輸入せ
ざるを得ない状況。

10月16日付け 中国紙網から抜粋

フィンランド 2013年製紙生産量3-4%減

Pellervo Economic Research Institute(PTT)の発表では、本年の紙生産量は対前
年比3-4%減小する見込み。経済は成長するにも拘わらず、需要構造の変化により生
産量は来年も更に減少する模様。板紙の輸出は対前年比7%近く増加が見込まれ、来
年の輸出も増加傾向。紙の平均輸出価格は対前年比下落するが来年には上昇する見込
み。但し、コストや供給量の削減でフィンランド国内で更なる抄紙機の停止も考えら
れる。パルプ価格は数年高値に推移しており、本年のパルプ輸出は昨年比10%増加の
見込み。海外からの需要増及び国内製紙メーカーの減産でパルプの輸出が増加してい
る。来年のパルプ輸出量は若干の増加にとどまり、平均輸出価格は本年及び来年も上
昇に推移する。

10月15日付け Lesprom.comから抜粋

オーストリア Sappi社Gratkorn上質コート紙工場で人員削減

Sappi社欧州子会社のSappi Fine Paper Europeはオーストリア、Gratkornの上質コー
ト紙工場でコスト削減目的の為今後2.5年間に170の作業工程を削減する。削減となる
作業工程の詳細及び従業員数は未定。Gratkorn工場は現在抄紙機2台で上質コート紙
合計95万㌧、パルプ設備1系列でパルプ25万㌧の能力があり又年産80万㌧のシーター
を保有している。総従業員数1300名。

10月15日付け EUWID PULP & PAPERから抜粋

オーストラリア 中国製コピー用紙ダンピング調査開始-続

2013年10月10日オーストラリア・アンチダンピング委員会は中国製コピー用紙
(A3,A4)、該当統計品目番号4802.56.10 及び4802.56.90のダンピング調査開始を公
表、関係企業に対し2013年11月19日までに資料の提出を要求した。対象となる調査期
間は2012年7月1日から2013年6月30日まで。オーストラリア側の提訴者はAustralian
Paper Pty.

10月16日付け 中国紙網から抜粋

オーストラリア AFPAアンチダンピング委員会の中国製コピー用紙ダンピング調査開 始を歓迎

オーストラリア森林製品連合会(AFPA-Australian Forest Products Association)
はアンチダンピング委員会の中国製コピー用紙(A3,A4)ダンピング調査開始発表を歓
迎している。オーストラリア事務用紙市場は輸入品が氾濫し競争が激化しており、輸
入品との競争は今後も継続するため、品質の向上、コスト削減及び製造革新により一
層の挑戦が必要。輸入品により市場価格は近年かなり落ち込み、国内メーカー及び従
業員は脅威に曝されており、AFTAとして、調査の結果中国製事務用紙がダンピング販
売されているとの決定を期待している。

10月11日付け Lesprom.com及び 10月14日付け AFPA Newslettersから抜粋