ドイツ ドイツ連邦議会秋口から議会内で電子版書類を配布

ドイツ上質紙メーカーは、経済上及び構造上の問題で苦境にたっているが、更に事態を追い打ちする問題が発生している。ドイツ連邦議会は紙の使用量を削減することを発表、次回の連邦議会(秋口)から法案、請願書、提案書、報告書等、議会内で使用される書類は電子版でのみ配布される。既に手続き変更は多数決で議会を通過している。但し、議員各自は電子版の配布、または書面での配布を選択できる余地が有る。

 

6月27日付け EUWID PULP & PAPERから抜粋

米国 製紙産業今後3年間の生産能力は微増

米国森林製紙協会(AFPA)の最近の調査報告によると、2012年米国国内の紙・板紙生産能力は1.6%減、今後3年間(2013年から2015年)の能力予想は、全体的にはほぼ横這いだが、2013年は0.4%減、2014年0.6%微増、2015年も0.2%の微増、3年間通じた紙・板紙生産能力は0.4%の増加、年平均では0.1%の増加となる見込み。今後3年間にティッシュ及び段原紙の能力が増加する一方、新聞用紙及び印刷用紙が減少、包装材用板紙は横ばいと予想している。本調査は2012年から2015年間における紙、板紙、パルプ等の製品を対象に米国製紙メーカー約90%を対象範囲としている。

7月11日付け  中国紙網から抜粋

英国 製紙産業将来人口増の恩恵

英国製紙連合会(CPI)によると、2012年英国紙・板紙需要量は過去20年で初めて1000万㌧を下回ったが、今後人口の増加が見込まれるため、需要も増加し先行きは明るい。英国は西ヨーロッパの中で最も人口が少ないが、予想では2027年に現在の6200万人から7000万人に増加する。今後保険衛生や包装業界が有力視され、段ボール用紙の需要が増加する。CPIの会員は67社(紙・板紙製造加工社、古紙業者、段ボール箱製造、生活用紙製造社等)。2012年の段ボール箱需要は2011年と変わりなく約210万㌧、紙器用板紙需要は59.5万㌧。生活用紙生産量は78.6万㌧、(2.6%増)、印刷筆記用紙の需要は356万㌧(2.6%減)、新聞用紙需要は179万㌧で7.6%減。

7月17日付け 中国紙網から抜粋

中国 中国グラフィックペーパーの用途―商業印刷部門

中国でグラフィックペーパーが使用される商業印刷部門は過去10年間で急増している。当初2001年から2005年の5年間は伸長率が緩やかだったが、経済好調により不動産や自動車販売に後押しされ伸長率は粗倍増し4.2%となった。但し、中国2011年の商業印刷市場規模は420万㌧で、2006年の340万㌧から80万㌧増えているが、市場規模は欧州の約半分、北米の3分の一にすぎない。商業印刷ではグラフィックペーパーの全ての品種が使用されており、2011年の主要品種は上質コート紙(220万㌧、52%)、非塗工紙(150万㌧、35%)、中質紙(50万㌧、11%)で中質紙の使用量は欧州の310万㌧、市場占有率38%、北米の570万㌧、市場占有率53%に比べ極端に少ない。商業印刷部門の用途別では、折り込み広告やチラシ部門の伸び率が急速で2011年この部門の紙の使用量は全体の約3分の一130万㌧であった。品種としては非塗工上質紙が極端に多く約85%。カタログ用途も多く、紙の使用量の今後増加すると見込まれるが電子媒体での販売やページ数の減少、サイズの小型化等が数量減の懸念材料。グラフィックペーパーは2011年に折り込み広告、チラシやカタログ以外の用途に約230万㌧消費されている。今後10年間も商業印刷部門で消費量が堅調に伸びるものと予測するが、上質コート紙の代替として中質コート紙が若干伸びる模様。

July 2013 Pulp &Paper Internationalから抜粋

2013年6月 中国、韓国コート紙輸出統計

2013年6月の中国コート紙輸出は合計で12万9,482トン(前年比4.1%減)、そのうち米国向けは466トン(同75.4%減)、EU27か国合計は2万1,618トン(同13.3%増)、日本は2万7,058トン(同0.6%減)となった。同1-6月累計は合計で65万7,002トン(前年比14.2%減)、そのうち米国向けは6,417トン(同49.1%減)、EU27か国合計は9万5,015トン(同9.3%増)、日本は13万1,352トン(同42.0%減)となった。

2013年6月の韓国コート紙輸出は合計で12万9,217トン(前年比13.6%減)、そのうち米国向けは3万1,170トン(同5.4%増)、日本は1万2,080トン(同7.7%減)となった。同1-6月累計は合計で84万999トン(前年比10.7%減)、そのうち米国向けは20万1,496トン(同12.5%増)、日本は6万875トン(同20.9%減)となった。

※通関統計は当該国の申告にもとづいて作成されるため、輸出入に対応する月次、品目が一致しない場合がある。HS番号の4810.13,14,19を合算した数量。
2013年6月の中国中質コート紙(HS4810.22,29)輸出は合計で3万6,122トン(前年比8.6%増)、そのうち米国向けは3,118トン、EUは4,753トン、日本は913トン(同86.6%減)となった。同1-6月累計は合計で22万9,778トン(前年比22.9%増)、そのうち米国向けは1万6,222トン、EUは2万4,113トン、日本は4,141トン(同88.2%減)となった。