EU 使い捨てプラスチック製品の流通禁止

欧州委員会は7月3日より「特定プラスチック製品の環境負荷低減に関わる指令」の一部適用を開始した。

市場流通禁止措置が適用されるのは、綿棒の軸、カトラリー(ナイフ、フォーク、スプーン、箸)、皿、ストロー、マドラー、風船棒、発泡スチロール製食品容器、発泡スチロール製飲料容器(キャップ・ふたを含む)、発砲スチロール製飲料用カップ(カバー・ふたを含む)の9種。

CEPI European Paper Week 開催

CEPI (Confederation of European Paper Industries) は11月26日から28日にかけて
15th European Paper Week を開催した。

年次会合のなかで、欧州温暖化対策委員は、2050年までに製紙産業におけるCO2削減のための技術革新を見いだす Two Team
Project について言及し、欧州紙パルプ産業の技術意識、将来の問題に対する準備を示しており、他産業の模範となるだろうとした。

イタリア Burgo社アベッアーノ工場上質コート紙生産停止へ

イタリア大手メーカーBurgo社 はアベッアーノ(Avezzano)工場の上質コート紙2号機
(18万㌧)を2014年1月から永久操業停止とする。同工場は抄紙機2台で上質コート紙
及び片面コート紙生産能力合計28万㌧あったが、1号機(能力10万㌧)は需要の低迷
から既に昨年7月から操業を停止している。需要家は同社の他の4工場から手配する
ことになる。

11月27日付け EUWID PULP AND PAPERから抜粋

欧州 Sappi Fine Paper Europeグラフィック用紙2工場改造へ

コスト削減及び利益向上を目指し、世界評価の高い欧州2工場を今後3年間投資額1.2
億ユーロ投じて改造実施する。◎Sappi Gratkorn(Austria):95万㌧―高級ダブル・ト
リプルコート紙で高級出版雑誌用途及び25万㌧TCFパルプ、従業員数1300名、生産量
の95%が輸出向け。◎Sappi Kirkniemi(Finland):73.5万㌧―高級雑誌用紙、従業員
数600名、生産量の90%が輸出向け。

11月8日付け PULPAPERnews.comから抜粋

スェーデン SCA社ティッシュ事業好調及びコスト削減で利益アップ

欧州の多くの国で経済不振及び商取引が減少している中、SCA社は本年1-9月の実績が
好調であると報告した。純売上高は対昨年同期比7%増、操業利益は22%、純利益は
28%の増加となっている。生産数量の増加や企業買収が売上高の増加に貢献している
一方森林製品部門では負の投資や価格下落により売上高が減少している。テイッシュ
部門は、企業買収、生産量の増加及びコスト削減の恩恵を受け好調で、純売上高は
17%の増加となっている。欧州及び北米市場の伸び及び新興国で需要が好調であった
為。森林製品部門はAylesfordの新聞用紙及びLaakirchenのSC紙向けの負の投資がか
なり影響を及ぼし純売上高は16%減少した。

10月18日付け EUWID PULP AND PAPERから抜粋

フィンランド UPM社ドイツエトリンゲン工場4号機をAviretta GmbHに売却

2013年4月にエトリンゲン工場4号機が永久停止となっていたが、このたびAviretta社
と売買趣意書を締結した。Aviretta社は4号機―能力17.5万㌧でSC紙生産を、能力21
万㌧の板紙製造用に改造し場所を移動せずエトリンゲン工場で生産する予定。

10月21日付け Lesprom.comから抜粋

フィンランド 2013年製紙生産量3-4%減

Pellervo Economic Research Institute(PTT)の発表では、本年の紙生産量は対前
年比3-4%減小する見込み。経済は成長するにも拘わらず、需要構造の変化により生
産量は来年も更に減少する模様。板紙の輸出は対前年比7%近く増加が見込まれ、来
年の輸出も増加傾向。紙の平均輸出価格は対前年比下落するが来年には上昇する見込
み。但し、コストや供給量の削減でフィンランド国内で更なる抄紙機の停止も考えら
れる。パルプ価格は数年高値に推移しており、本年のパルプ輸出は昨年比10%増加の
見込み。海外からの需要増及び国内製紙メーカーの減産でパルプの輸出が増加してい
る。来年のパルプ輸出量は若干の増加にとどまり、平均輸出価格は本年及び来年も上
昇に推移する。

10月15日付け Lesprom.comから抜粋

将来が危機的なのは 欧州の紙それとも紙の生産?(PPI INTERNATIONAL)

インターネットやスマフォ等電子媒体による紙需要の減少が問題視されているが、依
然紙は印刷媒体として残ることは確実。欧州の非塗工紙需要はピーク時2006年(非塗
工上質紙)、2008年(非塗工中質紙)に比べ既に16%減少している。コート紙の減少
幅はさらに大きくピーク時に比べ23-28%の落ち込みとなっている。更に新聞用紙の
減少に至っては最悪の状態で、今後更に減少傾向が続くと見られている。2012年まで
過去5年間、製紙業界は数量累計で21%減少したばかりか、売上でも同様な落ち込み
を示している。業界の回復は期待できず数量面で更なる落ち込みが見込まれ2028年ま
でに約45%減少する。西ヨーロッパでの落ち込み幅は急激で2028年までに約60%減少
する。必然的に生産能力の調整が必要となり、この成否が業界の死活問題となる。今
後15年西ヨーロッパ全体の売上は追加で更に15%減少し、2007年当時の水準から
32%、数量は60%減少する。生産能力調整の失敗は即生産過剰体制に繋がり、操業
率、価格及び利益率の低下に直結する。2014年の操業率は2008-2012年の経済危機以
下となる。製紙同様、鉄鋼業界でも、欧州の消費量は経済危機以前の30%以下の水準
で、需要の減少は引き続いている状態。鉄鋼の重要性は言わずもがなで、生活必需品
として使用され続けるが、危機的なのは、欧州の鉄鋼生産が危ういこと。同様に欧州
製紙能力調整の失敗は日常生活における紙の役割を危うくするばかりか欧州における
紙の生産をも危うくすることになる。

PPI INTERNATIONAL September, 2013 から抜粋