【続報】ヨーロッパ州 中国/恒安国際がフィンランド年産120万トンのパルプ・プロジェクトの株主へ

中国の恒安国際は、フィンランドの林産企業Finnpulp社が計画している同国東部Kuopioに於いて120万ユーロのN材パルプおよびバイオ製品の工場建設に向けて、Finnpulp社の株式のうち36.46%を取得する意向であることが分かった。香港上場企業で、ティッシュ、衛生製品メーカー恒安国際の子会社、恒安Luxembourg社はFinnpulp社および既存の株主との初期投資契約を締結したと発表し、Finnpulp社の新株式5,833,333株を1株当たり2ユーロで合計1千1百67万ユーロ (1千4百27万米ドル)で購入するとしている。将来的には、持ち分を合計49%まで増やす権利はあるが、義務は持たないとしている。計画では建設の総費用は1千5百万ユーロ、2019年上半期に完成の予定。

4月24日付RISIから抜粋

ヨーロッパ州 スイスLandqart社が製品範囲を簡素化、コスト削減で55人解雇へ

スイスのセキュリティ紙メーカーLandqart社が、同社の製品範囲を簡素化し、また、従業員55人の解雇などを含む様々な手段でコスト削減を図るとして、今日公表した。同社はプレス・リリースで、今回の決断は国際市場に於ける供給過剰と、その中での激烈な競争に加え、大口注文の消失を要因としてあげている。同社によると、同社はこれまでの低い設備稼働率の状況と、市場環境の悪化に直面しているとしている。更に、2018年に売り上げの30%を占める予算計上していた大口注文が消失した事実と、世界的な供給過剰による価格戦争が際立った状況を付け加えた。現在、独自のビジネス・モデルを適用し、包括的なコスト削減策を実施することによって、この状況に対応していると説明している。

4月20日付RISIから抜粋

ヨーロッパ州 3月末の木材パルプの欧州港湾在庫量合計は前月比で縮小

3月末のヨーロッパ各港湾に於けるパルプ在庫量の合計は、2月末の水準から0.7%微減と在庫水準をわずかに下げる結果となった。Europulpが発表した最新の在庫統計によれば、3月末のヨーロッパの港湾在庫量の合計は、2月末の1,028,889トンから1,021,334トンとなった。一方、この数字は前年同月比でみると前年の3月の1,211,290トンからは15.7%の大幅縮小となっている。3月末はオランダ、ベルギー、フランス、スイス、イギリスの各港湾で在庫水準が拡大した一方、ドイツ、イタリア、スペインの港湾では在庫水準を下げたことで、全体の在庫量では前月末比でやや下回る結果となった。

4月23日付RISIから抜粋

ヨーロッパ州 欧州3月のN材パルプ消費者在庫量は減少続く、消費量は増加

UTIPULPが発表した最新の統計によれば、欧州の3月N材パルプの消費量は前月比で増加傾向となっており、消費者在庫量は前月比で減少推移となっている。(2015年8月以降、依然としてL材パルプの欧州統計は集計・公表されていない)欧州のN材パルプ3月消費者在庫量は、2月の198,855トンから9.0%減少して180,963トンであった。3月末の在庫量は前年同月比でみると、前年3月のN材パルプ在庫量203,891トンから11.2%の大幅減となった。一方、N材パルプの消費量は2月の325,979トンから、3月は8.5%増の353,690トンとなった。なお、N材パルプの3月の供給稼働日は16日で、前月の2月から1日減、また前年同月からも1日減であった。

4月23日付RISIから抜粋

ヨーロッパ州 米P&G社がドイツのヘルスケア企業Merck KGaA社を34億ユーロで買収

米国を本拠とする一般消費財メーカーProcter & Gamble Company(P&G社)が、ドイツDarmstadtを本拠とする消費者ヘルスケア事業のMerck KGaA社を(MK社)購入価格34億ユーロで買収するとして、契約を取り交わしたことを今日公表した。今回の買収により、P&G社は広範な地理的領域において、急速に成長している差別化された医師支援ブランドの製品群を追加することで、消費者ヘルスケア事業を成功裏に拡大することができるとしている。また、P&G社は同社の既存の消費者ヘルスケア機能やVicks、Metamucil、Pepto-Bismol、Crest、Oral-Bなどのブランドを補完する強力なヘルスケア分野での営業力および供給能力、深い技術力と実績のある消費者ヘルスケア・リーダーシップを提供するとしている。

4月19日付RISIから抜粋

ヨーロッパ州 伊Lucart社が旧CEL社のスペイン・ティッシュ工場で2機目を再稼働

イタリアを本拠とするLucartグループは、財政難に陥っていたスペインのティッシュ専業CEL Technologies & System社を今年年初に買収したが、いよいよArangueren工場での生産が本格的に再開されていることが分かった。同工場で、2月半ばに再稼働を果たした13号機に続いて、3月下旬から2機目の抄紙ライン14号機が立ち上がり操業を始めたとしている。Lucart社は声明文の中で、スペイン、イタリア、フランスの同業者による深い関与のお蔭で、同工場は閉鎖から2ヶ月以内に再稼働に漕ぎ着けたとしている。

4月19日付RISIから抜粋

ヨーロッパ州 南アMondi社がブルガリアで6億ユーロ投資、増設・増産を推進か

南アフリカを本拠とするMondi社が、ブルガリアでの生産事業に6億ユーロ(7億4千2百万米ドル)の投資を熟考しているとして、現地メディアがブルガリア経済省の発言を引用して報道していることが分かった。報道によると、同社は同国で新たな生産拠点の建設計画に向けて調査を進めていることに加え、紙袋用紙年産9万トンの生産能力を有する既存のStambolijski工場の拡張も検討している模様。同社は報道に対するコメントを控えているが、ロンドン証券取引所へ公開した声明文では、同社は絶えずコスト効果の高い事業への将来的な投資の判断を行なっており、現在はブルガリアのStambolijski工場に於ける様々な選択肢を審査中であるとしている。

4月19日付RISIから抜粋

ヨーロッパ州 Smurfit Kappa社がフランス工場でのライナー生産能力を年産22万トンへ増産

アイルランドを本拠とするSmurfit Kappa社は、ヨーロッパでのクラフトライナー・グレード需要の高まりに合わせ、引き続きフランスに位置する同社Facture製紙工場への投資を継続することが分かった。フランス南西部の同工場の高性能化への作業は、3週間の休転を経て3月に成功裏に完了し、新たなパルプ洗浄ラインの導入、廃液回収ボイラーの完全な分解修理などを実施した。同社は、次に2019年に操業開始した5号機の一連の改良を計画しており、完成した時点で白クラフトライナーの生産能力は年産174,000トンから220,000万トンに増加し、更にこのプレミアム製品の品質を向上させるとしている。 

4月18日付RISIから抜粋

ヨーロッパ州 伊Pro-Gest社オーナーZago家が工業地域を競売で購入

イタリアのコンテナーボード・メーカーPro-Gest社を所有するZago家は、4月10日にオークションで旧Cabelfranco Veneto社の工場と近隣の工業地域を所有する不動産会社を落札したことが分かった。ただし、同国の破産法に定められている様に、他の利害関係者はより良いオファーを提出し、10日以内にオークションを再開することができるとしている。購入した地域がどのように使用されるかはまだ明確ではないとしているが、Pro-Gest社によれば、異なる選択肢を依然評価中であるとしている。同地域は、再生コンテナーボード年産9万5千トン、ティッシュ1万8千トンの生産能力を有するPro-Gest社Camposampiero工場から13㎞の距離にある。

4月16日付RISIから抜粋

ヨーロッパ州 伊Cartiera Rivalta社で火災発生、生産には影響なし

イタリアのCartiera Rivalta社が先週土曜朝に火災に見舞われたことが分かった。最初に出火したフォークリフトが火元となって、古紙保管場所へ引火、燃え広がったとしている。この火災によって負傷者は発生せず、生産活動にも影響がなかった。同工場広報担当者によれば、現時点でどの程度の古紙が焼失したかは不明であるが、最初の試算によると500~700トンと見積もっているとしている。同社は、段繰り、中芯、再生コンテナーボードなどを生産しており、生産能力の合計は年産2万5千トンとなっている。

4月17日付RISIから抜粋